今日も微速転進

ここではないどこかへ

WX01(WiMAX2+モバイルルーター)のバッテリ交換

タイトル通りです。

どうもWX01の調子が悪いと思ってよく見るとカバーがきっちり閉まってない。カバーを外すと浮き上がるバッテリ……。

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いわゆるコンデンサの妊娠みたいに膨らんでるじゃないですか、バッテリが。

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もともと熱がこもるとWi-Fiが不安定になるんですが、ここ最近はそれが頻発してどうもおかしいと思ってました。

購入後1年3ヶ月ぐらいなので潔く交換用のバッテリを購入して交換。慌てて交換しなくてもどこぞのメーカーのスマホだかタブレットのように煙を吹くような事態はないと思いますが。


UQ公式で買うより送料と消費税を合わせると微妙にAmazonの方が安かったです。

数百円安い互換品もあるようですが、安心を買う意味で純正品の方を購入。どう考えてもAmazonの方が発送は早いと思われるので公式で購入する理由はないです。

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信頼と実績のMADE IN JAPAN。


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古い方と新品。古い方(左)は中央が膨らんでしまっている。

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カバーもきっちり締めて交換終了。


少々、痛い出費ですが、本体をやられるとどうにもならないので仕方ないところ。

それではまた。

Raspbian (2016/09/23以降)とVNC接続

Raspbian の最新バージョン(2016/09/23以降)で標準でRealVNCがインストールされるようになったようです。

マウスを数回クリックするだけで有効化できました。そこまではいいです。

問題はその後。

普通にroot権限で、RealVNCのサーバーが起動するようです。この時点で嫌な感じですが、初期設定では接続不能です。

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ラズパイ側のログは以下のとおり。

Oct 9 23:06:28 raspberrypi vncserver-x11[2024]: Connections: disconnected: 192.168.0.6::49365 ([ConnFailed] No configured security type is supported by 3.3 VNC Viewer)

初期設定はUNIX Password認証のようですが、macOSおよびUbuntu標準のクライアントでは接続不能でした。

そもそもrootのパスワードは設定されていないはず。

ラズパイ側でRealVNC側の認証方法をVNC passwordに変更することで解決しました。好ましい解決策かどうかは判断しかねます。

インターネット越しに接続するつもりならVPNなど何らかのセキュリティ対策は必須だろうと思います。

[2017/12/23 追記]

公式の説明を見つけました。RealVNC Viewer以外のクライアントを使用する場合、認証設定を変更する必要があるということだそうです。

VNC (Virtual Network Computing) - Raspberry Pi Documentation

後述のようにGUIで設定するか、/root/.vnc/config.d/vncserver-x11に直接設定を追加するかどちらかです。

設定ファイルを書き換える場合は、Authenticationという行を下記のように変更(該当する行がなければ追加)。

Authentication=VncAuth

接続用のパスワードを設定。

$ sudo vncpasswd -service

再起動するか、VNCサーバーを再起動。

潔くReal VNC のView をインストールしてしまうのも一つの方法です。

Download VNC Viewer | RealVNC

[追記ここまで]

有効化手順(GUI)

  1. メインメニューからラズパイの設定メニューをクリック
  2. インターフェイスタブをクリック
  3. VNCのところの有効のラジオボタンをクリック
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  4. OK をクリック
  5. 接続方法の説明書きが表示されるのでIPアドレスを確認したら"Hide”をクリック。
  6. 画面右上にVNCのアイコンが表示されるのでマウスで右クリックして"Options..."というメニューをクリック。
  7. Authentication という文字列の横のプルダウンメニューを"VNC Password"に変更
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  8. OKを押す
  9. パスワードを設定するように促されるので、適当なパスワードを設定する

VNCクライアントからラズパイのIPアドレスに接続する。設定を変更していない限りはポートは5900。

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  • Macの場合はFinder で「移動」メニューから「サーバーに接続」もしくは"Cmd+k"で接続ダイアログが表示される
  • Ubuntu はRemmina というソフトがインストールされているはず
  • Windows はクライアントを入れる(RealVNC | Download VNC Viewer for Windows

パスワードを聞いてくるので、上記の手順9.で設定したものを入力すれば接続されるはず。

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そのほか

GUI未使用の場合はraspi-configから有効化するか、systemdのサービスとして有効化すれば起動するはず。あとはDebian/Ubuntu系のvncserverの設定と同じ要領のはず。

参考:RealVNC | Raspberry Pi

そもそもインストールされていない場合は、aptでインストール。

$ sudo apt-get install realvnc-vnc-server


なんか不毛な感じなのでここまで。

関連URL

トランジスタ技術 11月号にみる時代の変化?

ラズパイがらみでトランジスタ技術 2016年 11月号を買ってみました。先日のInterfaceに続いて組み込み系の雑誌です。

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PICマイコン系の電子工作の雑誌、あるいは業務用の組み込み機器の雑誌という印象でしたが、Linux+αをメインに特集を組んだりするんですね。

Raspberry Pi 用のI/O拡張用のプリント基板が付録(もちろん部品は別売)。

出版社の特設ページ:ラズベリー・パイ電子工作

特集記事の第1章の見出しを見ると隔世の感があります。確かに昔から組み込みLinuxというのはありましたが、ここまで一般化するとは思いませんでした。

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第1特集は前半が主にLinux(Raspbian)、シェルスクリプトPythonの解説で、後半がLEDなど一般的な電子工作部品を使った応用例、という構成です。

前半はともかく後半は実際にLEDなどの部品を確保しないとなんとも言えないです*1Raspberry Pi 固有の話を除くとその辺のLinux解説本のアラカルトってところですか。Linux経験者からすると固有の部分だけ説明してくれって感じです。

第2特集は付録の基盤を使う事例。こっちもやはり部品を確保しないとなんとも、です。

気になった点など

昨日(10月8日)発売ですが、残念なことにRaspbian側が9/23日にアップデート版がリリースされています。基本的に支障はなさそうですが、GUI環境がLXDEベースのPIXELに更新されている関係で見た目が多少変化していたりします。

Introducing PIXEL - Raspberry Pi


Linux歴の長い人間からするとところどころ違和感があるので書いておきます。

  • なぜ日本語フォントにさざなみゴシック(ttf-sazanami-gothic) ?
  • 今時かな漢字変換エンジンにAnthy (scum-anthy)ですか?

日本語フォントならIPAフォントもパッケージが用意されているし、Google日本語入力オープンソース版のmozcもあるのに……。Linux デスクトップのイメージ下げる作戦?


過去記事にも書いてますが、日本語フォントとしてIPAフォントを使うなら下記のコマンドを実行。

$ sudo apt install fonts-ipafont

かな漢字変換エンジンは下記で。

$ sudo apt install fcitx-mozc


また、Windowsからラズパイに接続する方法(p.49)として、xrdpをインストールするように勧めている箇所があるが、これも最新版のRaspbianではRealVNCが最初からインストールされている*2関係で注意が必要。

多分、RealVNCをアンインストールしてからxrdpをインストールしないとダメ。

まだちゃんと読んでいないのでまた後で。

重箱の隅

[2016/11/07 追記]

もう12月号が出るだろうけど追記。

  • p.54 図4: '/etc/inittad' ではなく/etc/inittab ではないか。ただし、私のRaspbian にはそんなファイルはない(systemd だから)。
  • p.70 :Python用のIDE、「私の日本語環境では、IDLE上で日本語を入力できませんでした」と記載があるが、確定前の文字列が表示されないだけでfcitx-mozcなら変換候補は見えるし入力もできる*3
  • p.71 リスト1 (a):図に吹き出しで「日本語フォントの指定」と書いてあるが、ソースファイルの文字コードを指定するためのマジックコメントなのでこれは誤り
  • p.71 リスト1 (a):図に吹き出しで「モジュール・ロード時に〜」と書いてあるが、矢印の先はprint文なのでおかしい。importの説明だとは予想できるが……。
  • p.74 「RPi.GPIOを使用したPythonプログラムは〜」という説明箇所で、管理者権限が必要なのでsudoを使えという趣旨のことが書いてある。しかしながら、Raspbian であれば、使用するユーザーをgpioというグループに参加させれば管理者権限は不要。最近は/dev/gpiomemというデバイスファイルを経由して操作しているようなので*4

特集記事を書いた方、あまりLinux好きじゃないのかな……。35ページ目から130ページまで丸々一人で書いてるから細かい箇所は仕方ないのか。あるいはすでに確立したノウハウをそのまま書いてるのか。古いノウハウをそのまま書いてないか?

この雑誌、著者の経歴とか書いてないのでなんとも言えない(あまり興味はないが)。ググった感じではPICマイコンの電子工作本を書いておられる方なのかな。

Windows育ちの方にイチからLinux解説しろと言われてもなかなか難しいのは十分理解していますが、不思議としっくりきません。

7章はちょっと変な記述が散見される。バリバリの組み込み系の方から見たPythonはこういう風に見えているのか、という新鮮な驚き。

別にLED点滅のサンプルなんで問題ないですが、PythonとCのソースのみで配線図が記載されていないです。ラズパイ側に内蔵されているプルアップ抵抗のサンプルかな。

LEDを点滅する程度であれば配線の説明のいらないレベルの人が読者層なのでしょうけど。

それなりにラズパイで電子工作を始めたいなら、少し古いですが*5ブルーバックスから出ている書籍を買う方が親切だと思いました。

ブルーバックスなのにカラーです。時代は変わるものですね。

そもそも

付録のプリント基板を活用するには部品セットの購入(¥5,480(税抜))と半田ごて(+PICライタも?)を購入する必要があるのが悩みどころ。そもそもタッチパネルをつないでいる関係でGPIOポートは空いてないし…。

そもそもここ数年、ハンダづけ自体してませんけどね。

ちなみにこの袋とじの付録、切り取り用のミシン線も何もないんですが、綺麗に開封するにはどうするのがいいのでしょうかね? ハサミで切れっとこと?

また後で追記します。 一つ前のセクションに追記済み。


今月はちょっとばかし金遣いが荒いかも……。

*1:逆に言うと前半はあれこれ言える

*2:自動起動はしていない

*3:やや不便ではあるが、日本語を入力できない訳じゃない。もちろん環境による。

*4:バイスファイルのパーミッションさえ適切なら管理者権限は不要

*5:9月にラズパイ用のOSがアップデートされてUIの見た目が変化しているなど

誕生日という目を背けたい現実

気がついたらワーキングホリデービザの取得できない年齢になってました。薄々感づいてはいましたが、数日ほど目を背けていたのです。


と、思いきや、オーストラリアは来年の1月(2017年)から年齢制限を引き上げるようです。

workingholidaynews.com

綺麗に諦めがつくと思っていたのに、なんてことを……。

課税対象にした方が得という判断なのでしょうか。頭数を確保したいという観点からすると、これではまるで高専生向けの大学編入学枠みたいな感じですね。

まあお互いの利益になって入ればOKなのですが。

春先時点で諦めて、オーストラリアのワーキングホリデーのガイド本、捨ててしまったんですよね。

オーストラリアdeワーキングホリデー 改訂版

オーストラリアdeワーキングホリデー 改訂版

ガイド本云々以前にワーキングホリデービザの申請時点で貯金残高が必要なのが一番のネック。

現在の心境としては、タイのチェンマイで語学留学する方がコスト的に断然良さそうに思えています。

何はともあれ先立つものは金なんですが……。まあ全然です。

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それではまた。

Raspberry Pi 3 + LCD タッチパネルのセットアップ

Raspberry Pi 3、無事に届きました。いわゆるラズパイ。

a244.hateblo.jp

5インチタッチパネルLCDつきのセット商品(定価15,899円キャンペーンで500円引き)を購入しました。

ぶっちゃけバラ売りしているものを個別に購入する方が安いです。面倒なのでワンセットになっているものを購入。

ARMのCPUを搭載した開発キットとしては過去にSheevaPlug*1を購入して全く活用せしなかった*2という前科があるので 今回はリターンマッチです。

ラズパイ用のタッチパネル液晶ですが、最近はGPIO端子を全て塞がないタイプが登場しています。

  • 内容物など
  • ハードウェアのセットアップ
    • ヒートシンクの取り付け
    • LCDタッチパネルの接続
  • OSのセットアップ
    • A. 設定済みのOSイメージを使う場合
      • 設定済みのOSイメージの入手と準備
      • 書き込み先デバイス名の特定
      • microSDへのイメージの書き込み
      • microSDから起動
      • パッケージのアップデート
    • B. Rapsbianに自分でドライバを入れる場合
      • ダウンロードとmicroSDへの書き込み
      • LCDの設定
    • C. 共通の設定(初期設定)
      • 日本語フォント
      • Raspbian独自の設定ツールによる設定(raspi-config)
      • 日本語入力(mozc)
      • ファームウェアの更新
    • タッチパネルのキャリブレーション
  • そのほか
    • LCDタッチパネルのドライバについての補足
    • 電源アダプタについて
    • 気になった点など
  • 感想
  • 参考にしたURL

*1:正確にいうとeSATA付きのSheevaPlug+

*2:いざホームサーバーにしようと思ったら電源がダメになっていた

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