Raspbian (Raspberry Pi 3 model B) に OpenCV 3.1 をインストールする
ラズパイ3の環境にOpenCV 3.1をソースからインストールする備忘録(作業メモ)です。 かなり冗長です悪しからず。
Webカメラをつないで終わりではありませんよね、ということでOpenCVです。 Raspbianの標準のパッケージとしてバージョン2.4系が提供されています*1が、新しい物好きなのでバージョン3.1をインストール。
過去記事でmacOS向けにフレームワーク形式でビルドしていますが、今回は共有ライブラリとしてRaspbian 向け(要するにLinux系)にビルドしています。
基本的にUbuntu/Debian系へのインストールと同じ要領です。
- A. 準備
- 環境
- ソースの入手
- 依存するライブラリのインストール
- ビルドに必要なツール
- OpenGL関連ライブラリ
- 静止画用のライブラリ
- 動画関連のライブラリ
- highgui モジュール用
- Protocol Buffer (オプション)
- Visualization Toolkit
- 警告対策
- パフォーマンス向上
- Video4Linux
- Python モジュール
- Qt4
- document 生成用
- B. ビルドとインストール(contrib なし)
- Makefile の生成(cmake)
- ビルド
- インストール
- 動作確認
- アンインストール手順
- C. ビルドとインストール(contribあり)
- Tesseract のインストール。
- Makefile の生成(cmake)
- ビルド
- インストール
- 動作確認
- 申し送り事項
- そのほか
- オプションの一覧
- まとめ
作戦としてまず基本モジュールのみ(B)でビルドできることを確認して、再度拡張モジュール(contrib)ありでビルドした関係で両方書いてあります。参考にする場合は必要に応じてA-Bの順序、またはA-Cの順序で。
*1:libopencv-core2.4という名称で提供されており、GUI付きのOSイメージには最初からインストールされている。また、Python 2.x 系用のバインディングのパッケージも提供されている。