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Kindle Unlimitedで読んだ本と簡単な書評(2016年8月前半)

技術書 書評 雑記 Kindle Kindle Unlimited IT

Kindle Unlimited のサービス開始から約2週間なので読んだコンテンツを紹介しておきます。

途中で読むのをやめたものについては未掲載です。読んだ時点でKindle Unlimitedの対象だったものを列挙しています。

開始当初から1週間でジャンルによっては対象外になってしまったものがあったり、イメージ悪化が甚だしいですが、割り切って利用しております*1

現時点で定額制の対象外になっているものは対象外と明記していますが、この記事を書いた後で対象外になる可能性もあるので間違って定額対象外のものを購入しないよう注意してください。

[2016/09/06 追記] 本のタイトルを見出しにしている箇所は二重かっこをつけるように修正しました。

f:id:atuyosi:20160815155554j:plain


そもそも申し込んでいない方はこAmazonのサイトから。

一応、目次。

ビジネス系

リフロー版がほとんどなので読みやすい。

『諦める力』

日本的な精神論への一つのアンチテーゼ。応援してくれる人が責任を取ってくれるわけではない、という見解は新鮮。親から継続の意義をうるさく言われた私からすると、 もっと早く読んでみたかったというのが正直な感想。同じ著者の他の本も(読み放題の対象外だけど)買って読むかも。

『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』

時間管理の本ではあるが、著者の中島聡氏の小学生からMicrosoft時代などのエピソードが面白い。ただのタイムマネジメントの話でなく、職業選択やアイディアの出し方など参考になる内容が多い。

ざっくり言えば、

  • ドラゴンボール界王拳のイメージで仕事にメリハリをつける
  • 最初に見積もりのための時間を上司に要求したうえでスタートダッシュをかける
  • 疲れたら仮眠をとる

という感じでしょうか。見積もり自体に時間がかかるということをはっきり主張している点は珍しい。

ちょっと疑問に思った点としては、この著者さん、以前に『好きなことを嫌いなく可能性があるので、得意なことを仕事にしろ』という主張の方ではなかったでしょうか。 この本では『好きなことを仕事にする』という趣旨の内容になっている。また、好きなこと、自分の興味の対象であれば自然と集中力は湧いてくるという記述もある。

人違いだったらごめんなさい。

私としては好きなこと、楽しいことをやってれば自然と得意になるんじゃないの?という見解なので(過去の中島聡氏の主張はともかく)この本の主張は賛成です。

時間の積分が人生だと思っているので、朝方の是非を別にすれば納得できる内容だったと思います。

『一生お金に困らない「華僑」の思考法則』

一生お金に困らない「華僑」の思考法則

一生お金に困らない「華僑」の思考法則

かなりのカルチャーショック…。例を挙げると、『コミュニケーションの糸口としてペットを飼う』とか『子供の教育費を投資として扱う』、『損切りの考え方』。あとは『日本人は時間とお金を交換するという発想に縛られている』など。少しずつできそうなノウハウから実践したい内容がたくさん。自分の中のメンタルブロックをどう外すか、ですね。


『ソース あなたの人生の源は、ワクワクすることにある。』

このタイトルの「ソース」は料理の話でもプログラムのソースコードでもなくて、内発的動機とか根源的な自己とかそういう方。

無理やり要約すると、『自分が心からワクワクすることに優先順位をつけて、同時にやれ。嫌なことはやるな。ただし、適度にバランスは取ろうね。』みたいな感じ。 やりたいことを文字どおりにやるのではなくて、例えばハリウッドスターを目指す代わりに、地元の劇団に参加するなど本質的な要素に着目して実践する。 あるいは、星いいもののカタログを調べるとか、必要な費用を調べるなど、『実現したいことの近くをうろうろする』。

内発的な動機にフォーカスして心身ともに充実した状態でいると不思議な縁でチャンスが広がっていくよ、という感じの自己啓発本

『不正論 〜「正しさ」という支配から脱出する方法〜』

内容についてはほぼ同意できる。ただ、言葉の重要性を指摘しておきながら、ところどころ汚い言葉が散見されるのは少々もったいない。別に言葉遣いは乱暴でも別に構わないのだけれど。

技術系

OpenCV 3 プログラミングブック』

OpenCV 3 プログラミングブック

OpenCV 3 プログラミングブック

※ 残念ながら既にKindle Unlimited 対象外です。

※固定レイアウト

技術的には高度なトピックが紹介されているのだけれど、私の興味の対象となる話題ではなかった。OpenCVでこういうことができるのかという感じでサクッと流し読み。写経はしていない。

Amazonのレビューが残念な感じになっている通り、読者を選ぶ本です。著しく内容が偏っているのでオススメしません。

OpenCVのインストールについては詳しく解説されている。ただし、MacOS用またはiOS向けのアプリをApp Storeで販売することを考えると、本書で紹介されているアプローチではなく、OpenCVのソースに付属のPythonスクリプトでframework形式にした方が良いと思う。

『基礎Python 基礎シリーズ』

基礎Python 基礎シリーズ

基礎Python 基礎シリーズ

※ 残念ながら既にKindle Unlimited 対象外です。

※リフロー形式

説明が丁寧でわかりやすい。他のプログラミング言語の経験者からすると冗長な感じがする。逆に言うとプログラミング未経験者にやさしい本。

図が多くてわかりやすいのは素晴らしいですが、なぜか手書きの図が掲載されている箇所があります。本文記載のコードに多少不備があったり、細かいミスがあります。これはおそらく編集など出版社側の問題だろうと思います。 出版社のサイトからダウンロードできるサンプルコード側はおかしくないので。

Python入門本としてはかなり手堅くまとまっている印象です。あとはレイアウトにもう一工夫あるともっと良くなる。リフロー形式な分、本文以外の部分(プログラムの構文やプログラムのソースなど)が本文に埋もれるような感じがする。

各章ごとに練習問題と解答がついているので入門にオススメです。Unlimited の対象から外れてしまったのが残念。 逆に他の言語の経験があるなら信頼と実績のオライリー本の方がいいと思います。

イロモノ系

某高知の人のKDP系は横書きの本が多い。 というか、高知在住のブロガーさんから。

東京で消耗しなくなったのは結構ですが、高知で農業その他、各種肉体労働に励んでいるとか。結局労働から逃れられてないのか……。ご本人は労働とは思ってないんだろうけど。

すぐ読める。内容は平凡。特に目新しい話はない。意外なことに規則正しい生活を推奨しているぐらいか。

サラリーマンなら200万円ぐらい貯めるとか、環境を変えろとかいう主張は参考になるかな?


こっちは割といいことが書いてある。

人間は思考の奴隷、言葉の奴隷です。 (L.278)

特に刺激的な、いつもの炎上芸前回の文章はない。「あとがき」の一つ前の章はわりかしいいことが書いてある。


ブログで月商100万円稼ぐマインド (イケハヤ書房)

ブログで月商100万円稼ぐマインド (イケハヤ書房)

キャンピングカー生活の八木仁平さんとの対談を本にしたもの。 まあ暇つぶしに読むにはいいかな。研究と変化がキーワード。


おーすげー。終わり。

まあ個人メディアの可能性を示したという点は大きいのかな。

ライトノベル・漫画

コミック

『マンガでわかる 非常識な成功法則』

神田昌典氏の有名な自己啓発本、『非常識な成功法則』のコミック版です。エッセンスが凝縮されている感じ。

なお、漫画ではない方(書籍版)は(Unlimitedではないですが)20%ポイント還元です。

本好きの下剋上(コミック版)

本好きの下剋上 第一部「本がないなら作ればいい! 1」

本好きの下剋上 第一部「本がないなら作ればいい! 1」

本好きの下剋上というライトノベルのコミック版。定価で買ったのに…。まあ手元にキープしておきたい作品なのでまあいいでしょう。小説版は後述。

小説版のイラスト*2よりコミック版の絵の方が可愛らしいと思います。

なお、コミック版の2巻以降は現時点では Kindle Unlimitedの対象外、です。

本好きの下剋上 第一部「本がないなら作ればいい!2」

本好きの下剋上 第一部「本がないなら作ればいい!2」

ライトノベル

本好きの下剋上(小説版)

既にWeb連載版を読んでいるので紹介のみ。

中世ヨーロッパ風の異世界に活字中毒の主人公が転生して、本に囲まれた生活を実現するために奮闘する、という内容の小説です。

本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

本好きの下剋上 SS置き場

書籍化にあたって加筆されているそうなので、Web未掲載の部分と合わせてチェック中。


手元でキープしておきたいならまとめ買いで一括7,000円。

書籍版の続きは9月10日発売みたいです。Kindle Unlimitedの対象になるのはしばらく後だろうと思いますが。

本好きの下剋上?司書になるためには手段を選んでいられません? 第三部「領主の養女I」

まとめ

よくも悪くも読書の娯楽化が進んでいる今日この頃。

買うか買わないかで迷わなくていいのは素晴らしい。読み始めてから、最後まで読むか、それとも飛ばし読みで十分か、あるいは読むに値しないか、を判断することができます。

あるテーマの本を読みたいとして、まず定額制の対象の本があればそれを読んでざっくりと知識を得て、図書館や売り場の大きい書店へ行くとか他の本のAmazonレビューコメントを読んで他の本を買うかどうか判断するなど、購入スタイルへの影響は大きいです。

Kindle Unlimited の端末にキープしておけるのは十冊までという制限の関係上、いい本だった場合に紙媒体または電子書籍版を購入して手元にキープするかどうかを悩む場合はありそうです。


それでは。

*1:そもそもまだ無料期間中です

*2:表紙のほう。挿絵は割とかわいらしく見える