Kindle Unlimitedで読んだ本と簡単な書評(2016年12月)

11月は一旦休止していました。Kindle Unlimited シリーズ再開、です。やはりというかなんというか外れ率高め。

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教養・ビジネス

ウォーレン・バフェット 成功の名語録』

名語録としてまとまっているか、ちょっと疑問だけど含蓄に富む。

一番いいと思ったのは、就職に関するもの。

「最も尊敬している人のところでで働きなさい」

今の日本の就活なんて……。

次点としては

ねたみを避ける最良の方法は、自分が成功に値する人間になることだ

『出る杭は打たれる』という(ことわざ)に対する対処法としてもいいのでは。

一度でいいからウォーレン・バフェット氏と直接会って話をしてみたいですね。

『描くだけで毎日がハッピーになる ふだん使いのマインドマップ

描くだけで毎日がハッピーになる ふだん使いのマインドマップ

描くだけで毎日がハッピーになる ふだん使いのマインドマップ

リフロー形式。マインドマップ誕生の経緯とか。

あとは具体的なマインドマップの例を紹介しながら蘊蓄を語るような本。

マインドマップを肴に(?)、書いた本人または紹介者のコメントに著者がコメントする、というパターンが続く。最後のパートがマインドマップの書き方の解説。 章構成としてこれでいいのかは疑問。

他人がどんなマインドマップを書いているのか興味がある人向け。

そもそもマインドマップ自体を知らない人はこの本よりもトニー・ブザン氏の本を読むといいと思う。

難点は画像(マインドマップ)が小さいので各ブランチの文字が小さいところ。全体のイメージがつかめれば問題はないけどちょっと残念。

この本に限らずKindle版に良くあることだけど。

『Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学』

Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学

Think Simple ―アップルを生みだす熱狂的哲学

Apple のコピーライター、ケン・シーガル氏によるAppleマーケティングに関する本。故・スティーブ・ジョブズ氏とのエピソード多数。

ジョブズ氏が存命だった時の会議のやり方など、あまり一般に知られていないエピソードが多いのではないかと思う。

いわゆる大企業病についての批判など、参考になる部分は多い。平社員の立場ではどうにもならないよなあ、というのが正直な感想。

『黄小娥の易入門』

黄小娥の易入門

黄小娥の易入門

非科学的だけど、わりと面白い。血液型性格診断みたいに言われてみればそうかもね、という感じ。

昭和30年代に一世を風靡した本の新装版らしい。

縦書きリフロー形式。

最初に易の概要の説明をしたあと硬貨6枚で簡単に占うやり方を解説している。後半はその簡易式の易の結果の解釈が延々と続く。

サイコロを複数転がすのと大差ないような気もするけど、好奇心を満たすには十分。

『プログラミングで学ぶ20代までに身につけたい論理的思考: AIに負けない考え方』

フリーランスプログラマによるちょっとしたエッセイ。分量が少ないのですぐ読める。

ただし、定価で買うのはオススメしない。サブタイトルの人工知能云々から期待する内容ではなかったです。

おおむね妥当なことを書いてあるように思う。Kindleよりnoteで販売した方が良かったのでは。

印象的な箇所を引用しておく。

言い方を換えれば、AIは人間を補助するための道具に過ぎないのです。(L. 34より)

正論。人工知能(AI)脅威論はこの「人間のための道具」ってところをスルーしているように思う。

今後AIが進化し、人間に代わってできることが増えれば、人間はより人間らしい活動に専念できるようになっていきます。それは同時に深く考えることのない単純な労働は、AIに置き換えられていくことを意味しています。(L. 37より)

前半に目を向けるのが人工知能に対して楽観的な立場。後半が悲観的な立場。

この本の著者の主張は、しっかりと意思を持つ、論理的な思考力を身につける、の2点。前者については人工知能と無関係に当たり前だと思うけど。

いくら人工知能による自動運転が実現しても目的地を決めるのは人間ですよねって話。

本文でプログラミング教育の義務化の目的に疑問を提起しているけど、そもそも学校では個々人の「人生の目的」とか「どんな人生をおくりたいか」について考えさせない。

そんなことしたらみんな金持ちになりたがるし誰もサラリーマンやりたいとは思わないだろう。

学校教育の一環で「将来の夢」ではなく「どんな人生をおくりたいか」を考えさせるのはいいかもしれないと思うけど。

プログラマーにありがちな論理的思考賛美エッセイになってる。

『日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方』

日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方

日本でいちばん社員満足度が高い会社の非常識な働き方

社長自身による自画自賛だらけ。経営者の書いた本は大体そうだけど。


人違いでなければこの会社かな?  

「超選択と超集中」 – 株式会社 EC studio はChatWork株式会社へ社名を変更します! - EC studio 社長ブログ

ECスタジオという名称はESET なんたらというウィルス対策ソフトの販売代理店かなんかだっだような気がするのだけど。


大会系(格闘技経験者)ということなので嫌な感じはするけど、内容は面白い。

ちゃんと理解しているのか疑問だけど、Googleのサービスを会社全体で活用したり、ある程度高性能なスペックのPCを支給している点は評価する。

社長があまりITに強くないことが斬新な発想につながっているのかもしれない。

2010年紙媒体発行ということなのでかなり実態とは異なるのではないかと思う。

羽生善治×川上量生「羽生さんはコンピュータに勝てますか?」完全版』

羽生さんって頭いいなあと再確認した次第。どうも結論が曖昧な印象。

人間には人間ならではの、コンピューターにはコンピューターの良さがある、みたいな結論?

何と言えばいいのか、示唆に富む?  

英語

『自宅でできる翻訳の仕事』

翻訳関係のツールの使い方の説明とか、仕事の探し方とか。とりあえずこの著者には依頼したくないと思った。

著者のプロフィールを見ると慶應大学法学部卒で弁理士と記載さ入れているので、普通の人がそのまま鵜呑みにできるとは思えず。

Next Publishing ということでプロの編集が入っている割には章構成に工夫がないというか、章と章のつながりが悪いと思った。

技術系

『よくわかるディープラーニングの仕組み』

よくわかるディープラーニングの仕組み

よくわかるディープラーニングの仕組み

比較的文章量が少ないので一読するだけならさほど時間はかからないが、わかりやすいわけではない。どことなく「わかりやすさ重視」でざっくりとした説明になっているような感じがする。

なんとなく理解できたような気分にはなれる(というか、そんな気分になった)。

6章の『ニューラルネットワークの歴史』、7章の『ディープラーニングの開発環境』は概要を知りたい場合には有益。

以下、構成と組版についての不満。

  • 図の説明(特に記号の添え字)が不十分
  • 章見出しの下に余白がない
  • それぞれの章の冒頭に概要を書いて欲しい

LaTeXで組んだドキュメントに慣れている人間からすると組版に不満。

美術系

ゴッホ画集: 改訂版 (世界の名画シリーズ)』

ゴッホ画集: 改訂版 (世界の名画シリーズ)

ゴッホ画集: 改訂版 (世界の名画シリーズ)

日本人の大好きなゴッホです。暇な時に眺めるといい感じ。

だいたい200ページ(目次を除く)で200点ぐらいの絵が収録されてる。 最初に各画像のサムネイルのページがあり、目次からそれぞれの絵のページに遷移できるようになっている。この点は非常に良い。

小説・そのほか

『【合本版1-10巻】魔術士オーフェンはぐれ旅 新装版』

【合本版1-10巻】魔術士オーフェンはぐれ旅 新装版

【合本版1-10巻】魔術士オーフェンはぐれ旅 新装版

199x年代の代表的ラノベ。なんだかんだで一通り読んでしまった。ネットでタダで読める異世界転生系より断然お勧め。

挿絵のイラストが時代を感じさせる。

ネットの異世界転生系の小説がダメだというわけではありませんが、読んで損はないと思います。量が多いので一気に読むのはしんどいのが難点かな。

雑誌

『日経Linuxリナックス) 2016年 11月号』

日経Linux(リナックス) 2016年 11月号 [雑誌]

日経Linux(リナックス) 2016年 11月号 [雑誌]

ラズパイマガジンの特別編が付録としてくっついてる。ちょっとだけ得した気分。

『Mr. PC 12月号』

どっちかというとWindowsユーザー向けの雑誌。まあ一年間のPC関連の話題をざっくり振り返る分にはちょうどいい感じの内容。

紙媒体の方は付録DVDが付いているらしく、電子版の方は過去記事3年分など付録をダウンロードするためURLとパスワードが書いてある。

Kindle Unlimited 経由の読者がダウンロードしていいのかは不明。

まとめ

ちょっと今月は微妙だったかな。

読みかけのタイトルが何冊かあるのでそれを読み切るまでは契約していると思いますが、その先はちょっと微妙です。


それでは。