Kindle Unlimited ふりかえり(2017年1月)

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先月に引き続き。

英語関連

なんだかんだで英語関連は豊作。月額料金の元を取るという意味では何冊か英語学習系の本を読むだけでいい。

『TOEIC300点からの海外転職: 海外移住を手に入れろ!』

TOEIC300点からの海外転職: 海外移住を手に入れろ!

TOEIC300点からの海外転職: 海外移住を手に入れろ!

著者の海外転職体験談。文系大学を卒業後、北陸先端科学技術大学院大学に進学して技術者として就職。そこからネットワーク技術者として渡米後、ソフトウェア開発者にジョブチェンジ(クラスチェンジ?)したらしい。

アメリカの転職事情など著者の知人の経験談なども含めて解説しているので非常に参考になる。どうしても体験談は特定の事例に偏るので、その辺は非常に良いと思う。

『英語は独学に限る: 独学英語でロボットを世界に売った男の英語独修術』

これまで英語習得ノウハウ本の中では一番面白く、かつ説得力がある。難点は紹介されている教材が古いこと、または入手不能。

著者の主張を踏まえた英語教材を開発(というかモダンな形式での改定?)して普通の販売ルートで販売して欲しいところ。知名度の低い教材販売会社経由ではなくて、ね。

本の内容は、著者の生い立ち、英語学習歴とビジネスマンとしての経歴の紹介+著者の英語学習ノウハウ。戦後の混乱期を生き抜いた方なので実に興味深い。

発音を重要視しているのと、多読を進めているのが特徴。Google日本法人の元社長だった方の英語学習ノウハウの本と主張が似ている部分がある。

いくつか引用しておく。

(前略)辞書を引くだけでもううんざりして、英語の勉強を続けるのが嫌になってしまうのだった。  いったいこの先いつまでこのように辞書を引くという面倒な作業を続けなくてはいけないのかと暗澹(あんたん)とした気持ちで考えたとき、ここから逃げるには単語を一気呵成に丸覚えしてしまうほかはないという思いつきが浮かんだ。
(中略)これから先いちいち辞書を引く面倒さよりも、いっとき我慢して丸暗記をするほうがまだましなように思えたのである。(位置No. 253、省略は引用者)

辞書引くのが嫌なら一気に覚えてしまえってのはすごい発想。


しかしよくよく見ると、単語の意味はたくさんあるようでも、基本となる原義があってそこから連想ゲームのようにいろいろな意味が派生してできていることに気が付いたのである。だからその単語の基本的な意味をきちんとつかんで、その連想のパターンをのみ込めば、あとは一を聞いて十を知るという要領で覚えればよかった。意味もなく丸暗記をする必要はなかったのである。(位置No. 274)

あと発音に関して以下のような観点は他の本では記載がなかったと思う。

  • 英語の発音において、口の形は8パターン
  • 英語の発音において、下の形(位置)も8パターン
  • 口の形、舌の形の組み合わせで、8x8=64のうち、英語で使用される音声要素は49通り

日本人がしゃべる英語はジャパニッシュ・イングリッシュといわれるが、その特徴の一つは子音だけを発音することが苦手で、子音の後に母音を付けてしまうことだ。これは日本語とポリネシア語にしかないといわれる発声習慣のためである。また口をあまり動かさないでしゃべるので、英語の発音にきびきびしたところがないことももう一つの特徴だ。日本語をしゃべるとき口をあまり動かさないでしゃべるためで、英語をしゃべるときも日本語の習慣が残ってしまうのである。(位置No. 1339)

ポリネシアと共通というのは興味深い。ネイティブの口の動きを見ていると、あまり水平方向には動かないように見えるが、顔全体の表情筋の動きがダイナミックだという印象なのでこれは納得。

結局、自分の教材の宣伝みたいになっているのが残念なところ。

『3つの基本ルール+αで英語の冠詞はここまで簡単になる』

3つの基本ルール+αで英語の冠詞はここまで簡単になる

3つの基本ルール+αで英語の冠詞はここまで簡単になる

最後まで到達していませんが、小テスト形式で問題がたくさんあるので反復練習用に良いのでは。

こういうのは紙媒体の方がいいかも。

その他

『キャバ嬢だけど、オタサーの姫です!: ~パソコンサークルの紅一点~』

キャバ嬢だけど、オタサーの姫です!: ?パソコンサークルの紅一点?

キャバ嬢だけど、オタサーの姫です!: ?パソコンサークルの紅一点?

「オタサーの姫」なるものが実在するかはともかく、なかなか面白い。

概ね3部構成で、前半が日常的なネタで、著者本人の過去の話を挟んで合宿ネタ。著者本人の過去はちょっと重いけど、意外というか努力家。

挿絵の関係なのか、全ページ画像。絵心のある人は羨ましい。

キャバ嬢が日雇い派遣なのかよってのが一番の衝撃。

イケメンな男性を見ても「遺伝だな」という感想しか湧きません。私は心の中ですら「アイツブサイクだな」といった類の文句をいいません。

この人すごい。人相を判断基準の一つにしている自分からするとすごすぎる。

ITの学習は本来、一人でもできるものです。本を読んだりネットで検索して調べるなどして自己完結する面が非常に多いのですから。
正直、わざわざサークルで勉強会をする必要がそこまで感じられません。(あ、言ってしまった)

基礎学力があるというのが前提だけど正論。ただ、Computer Science となると独学はしんどいと思う。

著者の人間性というか、著者の性格だからこその、微妙なバランスの人間模様という感じ。

『僕が伝えたかったこと、古川享のパソコン秘史』

古川享という人の回顧録。見方によっては売国奴じゃないかこの人ってのが一番の感想。

日本のパソコン黎明期にアスキーMicrosoftの日本法人で暗躍したときの、活躍ぶり(金の亡者?)っぷりが記載されている。

できるビジネスマンなのだろうけど、嫌な人だと思った。

悪名高きShift_JISをべた褒めしていたり、どうもよくわからない。MySQL 4.x とPHPShift_JIS あたりの地獄絵図を知らずにいうのかってレベル。ダメ文字とか色々辛いんだよ? > Shift_JIS

『当時の日本の大企業のエグゼクティブは若い人にチャンスをくれた』云々という話やMicrosoftのイベント会場からビルゲイツに追い出された話などは興味深い。

巻末に用語集、人物紹介、著者ご本人の年表があるので資料的価値は高いと思う。

『乙女たちの翼』

乙女たちの翼

乙女たちの翼

第二次世界大戦中に輸送部隊として活躍した女性パイロットについての本。

一人称視点で、かつ妙に教訓めいた文体になっている。主にヨーロッパ戦線向けにアメリカ国内の工場からカナダまで軍用機を操縦したらしい。

Kindleの位置No.としては1760行と比較的すぐ読めると思う。

一番興味が湧いたのは、文中で、「ビル・ヌドセン」と表記されている人物。

ググっても著者のブログしか出てこないのだが、英語綴りは、William S. Knudsen 。

英語版のWikipediaでは"Bill Knudsen"は"William S. Knudsen"に転送されてる。

William S. Knudsen - Wikipedia

ビル・ゲイツと同じでビルは愛称なんじゃないか。ヌドセンではなくナドセン表記にしても全然日本語のページが出てこない。

せいぜい映画俳優の情報だけ。

おわりに

来月はどうするか。月額料金分、元は取れているけど1日24時間という現実は変わらないのが最大のネック。

読書に費やした時間の方が貴重かもしれないと思う今日この頃。


それではまた。