今日も微速転進

ここではないどこかへ

macOS High Sierra アップグレード


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iOS 11 で作成したメモの一部がmacOS Sierra のメモアプリで表示できないという状態だったので見切り発車でアップグレード敢行。

環境について

内蔵ストレージをサードパーティ製のSSDに交換したマシンでAPFSに変換されるのか、TRIMは有効になるのかが一つの焦点。

  • MacBook Air mid 2012
  • Sierra から High Sierra へ
  • メモリー8GB
  • 内蔵フラッシュストレージはTranscend 製に換装済み

a244.hateblo.jp

準備

  • Time Machine でフルバックアップ
  • Apple ID のパスワードを確認しておく
  • ミスった時用にインストールディスクを作成

インストールディスク

クリーンインストール用に必要。アップグレードには必要ないが、ミスった時のプランBとして。

Time Machineから復元してもいいけど。

App Store.app でダウンロードが完了すると、ApplicationフォルダにInstall macOS High Sierra.appというApp bundleが作成される。このApp bundle 内の、createinstallmediaコマンドを使う。--volumeオプションにUSBメモリのボリューム名をしてするだけ。

  1. USB メモリ(8GB以上)をフォーマット(元からあるディスク領域を削除する)
  2. createinstallmediaコマンドをオプション付きで実行

下記の例はUSBメモリのボリューム名として"highSierra"を使用している。

$ sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/highSierra --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app

実行例。10~15分ぐらいだったと思う。

$ sudo /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app/Contents/Resources/createinstallmedia --volume /Volumes/highSierra --applicationpath /Applications/Install\ macOS\ High\ Sierra.app
Ready to start.
To continue we need to erase the volume at /Volumes/highSierra.
If you wish to continue type (Y) then press return: y
Erasing Disk: 0%... 10%... 20%... 30%...100%...
Copying installer files to disk...
Copy complete.
Making disk bootable...
Copying boot files...
Copy complete.
Done.

エラーなしでDoneと表示されていれば完了。

アップグレード

f:id:atuyosi:20170927074631p:plain:w480

App Store.app を起動して、検索ボックスにmacOSと入力するとmacOS High Sierra という項目が見つかるのでこれをクリックする。詳細の表示画面で、アイコンの下にある「ダウンロード」をクリックしてダウンロードが終わるのを待つ。

f:id:atuyosi:20170927074610p:plain:w480 

ダウンロードが終わると上記の画像のウィンドウが表示されるので、実行中のアプリケーションを終了して「続ける」をクリックしてアップグレード開始。

所要時間など

ダウンロード時間は回線速度によるので考慮しない。

  • 再起動して「残り時間を計算しています」の状態で残り時間が表示されないまま15分ぐらい
  • 2回ぐらい画面が点滅して再度「残り時間を計算しています」のまま十数分
  • 「残り39分」の表示が出たあとは放置

トータル1時間から1時間半ぐらいの間。最近のマシンならもっと短時間で終わるかも。

アップグレード後の状態

  • 内蔵ストレージ:APFSに変換
  • TRIMについて:有効(変化なし)

f:id:atuyosi:20170927080202j:plain:w480

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バックアップ用の外部ストレージはAPFSに変換するとTime Machineのデータ保存先に設定できないので注意。

感想

噂のAPFS、特に体感速度に違いは感じない。利用者から見た大きな変化はSafariと日本語入力だと思う。あとは写真.app。

アップグレード完了直後はなぜかもっさりするのでしばらく放置して再起動するといつものようにキビキビ動くはず。

Safari

細々と機能追加されている。ただ、基本的にSafariはオンラインバンキングとAmazon、Gmail とか重要かつログインが必要なサービスに使っているんであまりありがたみがない。

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閲覧中のサイトに対して細かく挙動を設定しやすくなったのはいいと思う。

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日本語入力

話題の英数字混在変換、一般的な英単語以外の場合、自分で文節を縮めたり変換候補から選択する必要がある。それでも以前よりはスムーズに入力ができるのは間違いない。 従来通りのShiftキーを使った英単語入力*1と合わせればかなり快適だと思う。

写真.app

Live Photo自体はそもそも使っていないのでなんとも言えない。写真の編集機能は確かに良さげ。

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UI/UXのお手本としても参考になる。

まとめ

特にトラブルもなくアップグレード完了です。めでたしめでたし。

iOS 11 のメモアプリで作ったスキャン画像付きのメモが開けるようになったのと、常用アプリケーションに特に影響はなさそうなので概ね満足。

これでMetal 2 他、諸々の新機能をを試せます。

あとはAPFSのありがたみが実感できるようになってほしいところ。


それではまた。

*1:設定変更が必要。大文字で始まる英単語限定

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