OCRアプリをリリースしました。
スポンサーリンク
タイトルの通りOCRアプリをリリースしました。iPhone 5s以降がターゲットで、日本語と英語をサポート。
OCRエンジンの調整とか含めて去年の11月末ぐらいからダラダラと。〆切が無いというのは恐ろしいですね。
なぜ今更OCRアプリか?
有り体に言えば「そこに山があるからだ」みたいな動機ですが、強いてあげるなら、
- OCR機能を組み込んだ(別の)アプリを作りたい
- 自分が失明しかけたから
というところでしょうか。 まあ何というか、失明しかけたってのは大きいです。安価なOCRソリューションは必要でしょう。
一応の売りは数字専用モードと台形補正。JIS第一水準漢字をほぼカバー。
アプリ制作において苦労したところ
- ネーミング
- アイコン
- スクリーンショット(iTunes app store用)
- Xcode全般(慣れの問題)
アイコンは、まあ、妥協しました。はい。 正直に言ってデザインはまわりは外注したいですね。
スクリーンショットは下記のページで紹介されているツールのお世話になりました。いやほんと圧倒的感謝。
iOSアプリのスクリーンショットとテキストを用意するだけでAppStoreに申請する画像を作成できるSketch用フレームワーク「Sketch to AppStore」が公開。
統合開発環境自体、あまし好きじゃないので慣れるまでのフラストレーションは結構ありました。慣れてしまえはどうということはないかな。
あとはこれも引っかかりました。マジ焦った。
突然アプリをアップできなくなった - Missing iOS Distribution signing identity forエラーの対応 - スマホアプリの作り方
その他もろもろ
レビュー期間とか
3/7の深夜(1:59にapp storeのReviewに提出。
3/10の深夜2:17にレビュー開始。
3/11の10:08に審査をを通過。
手動でポチッとボタンをクリックしてリリース。”Ready for Sale.”の通知メールが来たのが3月11日16:18。
めでたしめでたし。
使用しているライブラリ
言語はもちろんSwift。 UIは最後の最後までグダグダで、最終的に最初の画面でモードとか読み取り対象言語を選んで画像を選ぶとOCR開始という形式に落ち着きました。 最後の最後でEurekaを採用。ややトリッキーな外観に。
入力フォーム:
GitHub - xmartlabs/Eureka: Elegant iOS form builder in Swift
進捗表示のプログレスバーを出す:
GitHub - jdg/MBProgressHUD: MBProgressHUD + Customizations
内部DB:
Realm: Create reactive mobile apps in a fraction of the time
広告:
Get Started | AdMob for iOS | Google Developers
仮想敵とか
スタンドアロン系だとClip○CRあたりが直接の競合アプリですかね。
“XCode Ghost"とか引っかかってるようなアプリはインストールすら嫌なんでまともに調べていませんが。
人力OCRの名刺アプリとかそういうのはどうしようもないので勘弁して下さい。
感想とか
スクリーンショット内の文字列が開発コードネームのままやんけ…orz。スクリーショット揃えるのに必死で気づいてないやん。
個人でモノ作るというのは実にフリーダムで、コンセプトを決めるのも自分自身で、妥協するのも自分。 100%自分の意見が通る、というのは非常に自分好みでいいと思っています。
当然というかやはりというか、問題は一気呵成にいかないと無限にずるずるいってしまうというところで、まあ一番の問題点はそこかと。 ただ画像を読み込んでOCRするという部分は一週間ぐらいでできていたにもかかわらずそのあとが数ヶ月かかっているので。
まさに最近読んだ某社のブログある通りかと。
短期決戦で決めろというのは重要だと思います。。さながら孫子の兵法、「兵は拙速を聞く」そのもの。
何はともあれ比較的まっとうなアプリをリリースしたという実績、これが一番欲しかった。
次のバージョンアップあたりでいわゆるAppExtentionに対応させて画像編集系のアプリから呼び出せるようにしたいというのが次の目標。 あと背景色とか文字色とか。透明テキスト付きのPDF生成とかも将来的にはなんとかしたい。
さて、いい加減本命の方を頑張りましょうか。
なんとか今月中にレビューに提出しましょうってことで。
……こちらからは以上です。