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Mac Fan 9月号の付録小冊子が意外とすごい…


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久しぶりに紙の雑誌を買ったら意外なことに付録の小冊子の出来が良くてびっくりした。

Mac Fan 2016年9月号

Mac Fan 2016年9月号

本屋で表紙を見たときはさすがにどういう風の吹き回しかと思いましたが。わずか約ページ強の付録にしてはなかなかのものだと思う。

Mac Fanという雑誌を購入したの初ですが、ほぼMac/iOS用のSwiftとはいえプログラミング関連の話題に踏み込むような雑誌とは全く思っていませんでしたよ。

冊子の内容ですが想像通りに簡単な内容だけで、Playgroundで図形を描画するサンプルから始めて簡単なIOSアプリ、Mac用のカウンタ、時計アプリとチュートリアル形式で説明されている。

コンピューター雑誌でよくある操作手順の説明のような「画面のどこをクリックして、メニュー項目を選択して、表示されている通りに入力して…」という感じの冊子です。 ちゃんとしたSwiftの文法とか、オブジェクト志向云々とかややこしい説明は基本的になし。それでも未経験者の始めの一歩としては悪くないと思える内容にはなっています。

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定番の"Hello, World"の次がforで絵文字というあたりはさすがに時代を感じます。

たかだか100ページちょっとの付録でプログラミングができるようになったりはしませんが、文字どおり「一歩目」ということで。何よりフルカラーだし。

しかし、うまいことこのページ数でまとめたものだなあと。


ただ、どうせならこの冊子の次のステップとしてより詳しい入門書を推薦しても良かったのでは?

例えば同じマイナビ出版なら『Swiftではじめる iPhoneアプリ開発の教科書 【Swift 2&Xcode 7対応】 (教科書シリーズ)』とか『小学生でもわかるiPhoneアプリのつくり方』とか。

もしどの本がいいのかよくわからんというのであれば過去記事も。

a244.hateblo.jp

同じ出版社といえども雑誌の編集と単行本はつきあいがないんでしょうけれど。

9月にiOS 10の発表が控えているのに何故この時期にこういう付録をつけるのかちょっと疑問ですが、夏休みの子供向けなのか。盆休みのお父さん向けなのか。

Mac Fanの本文の方はどうかというと、プログラミングに関連する記事は

ルビィのぼうけん こんにちは!  プログラミング

ルビィのぼうけん こんにちは! プログラミング

の翻訳者さんのインタビュー記事だけみたいです。付録目当てで買ったわけではないので別に構いませんが、清々しいというか、付録のとってつけた感が半端ないです。

いきなり数千円の本を買うのはちょっと…という方はこの号を購入してチャレンジしてみるというのはいかがでしょうか。
実物のiPhoneで動かしたいということでなければMacさえあればOKなので。

たまには縦書きの雑誌をのんびり眺めるのもいいものです。それではまた。

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