紙の雑誌と電子版と中古市場と(+ Software Design 2018年6月号 感想)
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久しぶりに紙媒体で雑誌を買った。そこまでは別にいい。全然普通。
一点、納得いかないのがその価格。

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なお、このブログ記事のタイトルとSoftware Design誌の内容に関連はないです。誤解なきよう。
紙媒体は中古で売れるという話
紙と電子版で同じ価格。店によってはポイントが付くので紙媒体のほうがお得*1。
……そして何よりも、速さが足りないっ
紙媒体はすぐに読んでしまえば中古で売り飛ばせる……。
某フリマでもAmazonマーケットプレイスでも某オークションでもどれでもいい。
発売日に買って、2,3日で読んですぐ出品。
手数料を差し引いてもほぼ半額ぐらいは取り戻せる。実質50%OFF。
これでいいのか出版社?
出版業界もゲーム業界も以前、中古市場*2に文句言ってたよね?
不正コピーとか某廃村*3に文句言う前に、紙媒体版と電子版の価格差について、読者を納得させる努力をしてもいいのでは?
電子版のほうが制作コストがってのは組版その他の制作フローの問題。それこそIT化で乗り越える問題。著作権者への振り込みが面倒とかいう言い訳はやめてくれ。
最初からリフローにするか、Kindleならプリントレプリカ(AZW4)ってフォーマットはどうなのか。
電子版なら良くも悪くも中古で売ることは出来ないし、違法コピーはソーシャルDRM で抑制できるはず。紙と電子版を同価格にするより流通コスト分だけでも価格を下げて電子版を推進した方がいいと思うけどどうだろうか。
電子書籍の配信コスト?すでに自社の販売サイトあるじゃないの。
雑誌は読み放題サービスがるけど、Interface誌やSoftware Designは対象ではない。技術評論社の方は定期購読を申し込むという手もあるのだけど。
余談だけどSoftware Designは総集編が安いがInterfaceの方は高い……。それとInterfaceのの電子版は付録のCDがつかないのでちょっと辛い時があったり色々悲しい。
まあ、電子版があるだけマシではあるけど、価格が同じってのはイマイチ納得行かない。
広告の関係もあるのかもしれんけど、広告のために雑誌を買うわけではない((電子版に広告が載せられないというのは契約の問題では?そしてダウンロードページに広告を表示するとか代替案無いの?。
まあだからこそたまにしか買ってないので、客とみなされてないのだろうけど。 UNIX USERとかアスキーのLinuxマガジンが消えて言ったわけで、CQ出版と技術評論社については存続してほしいと思っている。たとえ小売の書店が滅びたとしても。
当面は紙で買って、さくっと読んでスキャンするかスマートフォンのカメラで必要なとこだけ写真に取るとかして某フリマに放流、かな。

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特にWEB+DB PRESSは総集編発売のサイクルが短いから。自宅の近くの本屋だと置いてなかったりすることかな。
悲しいけどこれ現実。なんか貧乏くさいけどインターネットのお陰で雑誌の技術雑誌の相対的な重要性低下しているのは仕方ないよね。
Software Design 2018年6月号の感想
このブログ記事のタイトルとSoftware Design誌の内容に関連はないです。
お目当てはCDNの特集。それにしてもWEB+DB PRESSと差別化する気ある?
心なしかカラーページが増えた気がする。
特集について
第1特集はWebサービス開発の注意点の紹介みたいな特集。具体例としてRailsとAWSを使用している。Railsのコードを示している点は良かったと思う。AWSは使う気はないのでちょっと微妙。ただ、品質の定義については納得しかねる。「使い勝手」を含めないとソフトウェアの品質とは言えない。ネジや釘じゃないんだから。 RASISという言葉の定義上、仕方がないんだろう。
「心得」と言われると違和感があるが、入門書系の書籍にはあまり書かれていない内容は意義がある。
第2特集はCDNの仕組み。かなり知的好奇心の面から有意義だった。まあ基本的な仕組みは知っているんだけど、やっぱり温故知新というか、注意点の解説は有意義。
流石に料金表とかCDNベンダごとの比較までは無理なのかな。

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連載記事について
Dockerイメージの記事はいいね。EmacsとかVimは隔月でいいんじゃないか。エディタ関連はもう食傷気味。
エディタに習熟することの重要性は理解しているけど、そういうのは動画でやって欲しい。
あと月イチの連載記事で機械学習勉強しようというのはちょっと筋が悪と思った。のんびりしてたら間に合わないでしょ。
素直に本を買うか、動画教材がいいと思う。
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算数&ラズパイから始めるディープラーニング 2018年 03 月号: Interface(インターフェース) 増刊 (ボード・コンピュータ・シリーズ)
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巻頭の「Linuxのしくみ パワーアップ番外編」についても連載記事も面白いと思った。
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まとめ
Interface誌はともかく、紙媒体で買った技術評論社の雑誌は中古で売るけど文句言わないでって話。
売れるかどうかは置いといて、 悲しいけど出版社に対する忠誠心の類はない。
読んですぐ売るなら立ち読みでもいいかもしれないけど、さすがにそこまで貧乏ではない。
Software Designの2018年6月号、なかなかいい感じの号でした。当たりとみなして良さそう。

- 作者: Software Design編集部
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Interface(インターフェース) 2018年 07 月号
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なお、Interface誌のCD付きの号は品切れになると値上がりしやすいんで確保しておくことを推奨。