Microsoftの誤訳案件についての感想
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悲しいコミュニケーションの問題ですね。
プログラムを書く上での「スタイルガイド」の誤訳(誤記?)の問題を報告したのに、翻訳の際に参照する「スタイルガイド」の話と混同したのではないでしょうか。典型的にあ伝言ゲーム事例。
そこにSNSという発火装置が作動したのかな。
参考:本の虫: しないでマイクロソフトのスタイルガイドライン準拠の翻訳
残念に思った点
こんなところでしょうか。
まず1点目については肩書き(または所属?)で意見が尊重されたりされなかったりするのか?という違和感。 もちろん「誰が言ったか」で物事が動くケースは星の数ほどあるだろうけど、そういう介入を外部からのフィードバックの場でやるのかという話。
第三者が報告してもMicrosoft社員を経由しないと改善されないという暗黙のメッセージ*1。これ少し前に問題になった「人脈」云々のプレゼンそのものじゃないの?
他にMicrosoftの日本法人から本社への連絡手段が無いのか?
2点目はMicrosoftのフィードバックUI。GitHubに転記というのはちょっと疑問。
フィードバックを送る際に、どういう種類の問題なのか、(ドキュメントなら誤字とか誤訳とか)選択肢を提示するようにすればいいだけでは。
情報不足では対処したくてもできないので情報の提供を要求するのは仕方ない。 ただ、バグ報告にしろ機能追加にしろ、誤解のないように文章を書くのもスクリーンショットを用意するのも結構手間だということを理解しているのか疑問。
Javascriptでスクリーンショットを取得して自動的に送信とか便利ではないでしょうか。
まとめ
フィードバックを送る方法(またはそのリンク)が解りにくいよりは断然良いと思います。
最近、急上昇していたMSの印象がまた暴落中。マシン買い換えるときはWindowsにしようと思っていたけど再検討。
「規約のどの条文が云々だから」という対応はよくあるけど、相手が納得しないまま(つまり不満を抱えたまま)引き下がっているケースが多い気がする。 規約の類を根拠にしつつ、感じの良い対応をするにはどうすればいいのか。
お金と時間があれば裁判所行くんだろうけど。
*1:誰が言ったか重視するコミュニティだということでもある