アメリカの大統領選挙に思うこと
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悪人ヅラの老婆の方が勝つんだろうと思っていたらまさかの不動産王の劇的勝利でびっくりしているところです。
個人的にはクリントン元大統領夫人の人相が嫌いなので、トランプ氏勝利は良いことだと思います。
両候補(すでに選挙は終わっていますが)ともに実際に会ったことはないので人物像についてはさっぱりわかりません。
トランプ氏のイメージはアメリカの「(逮捕されなかった)ホリエモン+アルファ」のようなポジションの存在という認識。
確かにこれまでの発言からしたら間違いなくヤバい人物なんでしょう。
ただ、メディアの批判やバッシングに対して態度をあっさり変えたりしていない点は評価してもいいのではないでしょうか。
何よりポケットマネーで選挙を闘ったという点が素晴らしい。
ましてやマスメディアのほとんどからポリティカリー・コレクト(ポリティカル・コレクトネス)に基づくバッシングを受けながら勝利したというところがポイント。
もちろん差別や偏見が良くないのは当然ですし、それを助長したいとは思いません。
しかしながら、世の中、キレイゴトばかりではないです。法治社会と言いながら労働基準法がろくに守られていない美しい国があるじゃないですか。自分に都合が悪くなると差別だの何だのと主張する連中が議員バッジつけてる国がありますね?
正直なところ、アファーマティブ・アクションなどの差別対策が逆差別になったり、かえってヘイトを促進しいるのではないかと思っています。ましてや「ホンエとタテマエ」のこの国ではね。
移民の国アメリカで「不法移民はけしからん」とか「テロリスト予備軍を入国禁止にしろ」とか本音トーク全開で 選挙戦を闘った 人物が勝ったという話。
この先の世界情勢がどう転ぶかはわかりませんし、吉と出るか凶と出るかも神のみぞ知るというところでしょう。
しかし、型破りな新大統領が既存の国際秩序に風穴を開けてくれるなら願ったり叶ったりです。持たざる者からすれば、(老人の)既得権益を「高齢の大統領」であるトランプ氏が引き剥がすとなれば若い世代には面白い展開です。
さすがに戦争までは望みませんが、今までアメリカの意向に影響されて実現出来なかった何かが動くはずです。安倍総理の「戦後レジーム?」というのが崩れるのかどうか、興味はつきません。
正直に言ってどういう背景でアメリカの有権者がトランプ氏を選んだのか、特に共和党陣営が他の候補を用意しなかった理由が理解できません。私がアメリカ人だったらヒラリーには投票しないとは思います。しかし、他に「マシな候補」がいればトランプ氏ではなくその「マシな候補」に投票します。
積極的にトランプ氏を選んだというより、従来の政治に嫌気がさしたとか、ヒラリーよりマシ、という理由だったりするんじゃないでしょうか。あるいは、ただ単に社会の現状にムカついてるだけとか。
(ウォール街からの分も含めて)豊富な政治資金にモノを言わせようとした悪人ヅラの老婆といかにも成金な大富豪の老人が闘って、本音トークの大富豪の老人が勝った、それだけす。
良くも悪くもアメリカらしくて大変結構です。
キレイゴト大好きな理想主義者各位、Welcome to the Real World!! です。
それではでは。