今日も微速転進

ここではないどこかへ

通販で補聴器を購入した話(デジミミ3:購入レビュー)

極めて不本意ですが補聴器を購入しました。簡単なレビューです。

補聴器業界および補聴器の販売システムに不満があるので通販で。

購入した製品について

デジタル補聴器 デジミミ3 左耳用

デジタル補聴器 デジミミ3 左耳用

耳が耳鳴りさえ改善すればそこまで悪くないので左耳用のみ購入、です。

シーメンス系列の会社の製品です。タイプは耳あな型。

補聴器工房というセラーから購入しました。

Amazonのレビューによると耳の形状の関係で合わない人がいるようです。 お金があるなら通販ではなく耳鼻科で相談の上、販売店へ行かれることをおすすめします。

医者と販売店の癒着とかその辺はともかく。

他の候補

まず耳あな型か耳掛け型かで悩みました。目立たないことはあまり重視していませんでしたが、偏見のたぐいを考えると耳あな型のほうがいいだろうと判断。

製品名でググってもなかなかレビュー記事がなく、Amazonの商品レビューを信用するのがないのが実情です。

補聴器のユーザーは高齢者が多いからでしょうか。もしくは高価な製品が多いので使い比べにくいのか。

耳あな型の補聴器を購入するとして、オムロン製かデジミミ3を候補としてピックアップ。オムロンの製品に関してのレビューをみると電池を入れる部分のカバーが破損しやすいというレビューがチラホラと。

交換用の部品も販売されているのはいいとしても、改善版が投入されていないのはどうかな、ということで却下。

デジミミ3については評価が二分されている状態。初期ロットの不具合は解消されたように読み取れたのでこれに決定。

デジミミ3は軽度難聴しかカバーしないオムロン製品と違って軽度難聴から中度難聴までカバーしているのも理由の一つ。

本音を言うともっと他のことにお金を使いたかったところではあります。

使用感など

価格的にこんなものかなという感じ。現実社会ってうるさいんですね、物理的に。

人の声より雑音の方を増幅しているのは仕方がないのかな。もちろん安い集音器よりは格段に聞こえはいいです。

私は感音性難聴でかつ、語音聴力検査の結果も良くない*1という状態。音量さえ上がればいいわけではないのが辛いところ。

音量は最少かその一段階上の音量で使っています。

電池に関して

人生初の空気電池。ほぼボタン電池と変わらないです。
電池に関しては1日中使っているわけではないので判断は保留。一日3-4時間ぐらいの使用条件で付属の電池で3週間は使えました。

電池残量が残り少なくなるとピーピーと2回音が鳴る仕組みになっています。

現状の不満

  • 耳から外すときの音がうるさい
  • 空冷ファンなどの騒音もブーストされる
  • (スピーカー付近に立っているとき)電車の車内アナウンス、音量が増幅されすぎてつらい
  • それほど音がクリアではない*2
  • 屋外で蝉の声の前には無力
  • 音量を下げる場合に一度最大まで上げる必要がある

残念ながら居酒屋のような騒がしい環境ではあまり役に立たないです*3

補聴器無しで困らない条件下では音量が大きすぎて逆に辛い場面があります。ミュート機能はついていますが、音量ボタンを長押しする必要があるので即座にミュートできるわけではないのが難点。

蝉の声に関しては完全に誤算でした。

メンテナンス用品

乾燥用ケース

補聴器用の乾燥ケースというのはフタに空気電池を固定する磁石がついている点を除けば密閉容器のそこに乾燥剤が入っていて、その上にスポンジが乗っかっているだけです。

もっと高価なメンテナンス用のいろいろとあるようです。

デジミミ3とセットで販売されているのは下記の商品です。

単体で買うと微妙だったので同じ系列メーカーの別ブランド製品(下記)を購入。ビックカメラの通販で買うのがおすすめ。

交換用の乾燥剤はAmazonのほうが安いです。普通に100円ショップやカメラ用で代用できるんではないでしょうか。

交換用のドーム(イヤーチップ、イヤーモールド)

楽天だと品切れだったりぼったくり価格だったりいろいろです。Amazonでは発見できず。

3ヶ月が交換目安とのこと。Amazonでは販売している業者なし。ヤフーショッピングか楽天になります。高いですね……。

まとめ

問題なく使用できているのでめでたしめでたし、です。

色々書いていますが無いよりはあったほうがいいのは確実です。あまり頻繁に聞き返す訳にいかないので。

耳に異常がある場合はまず耳鼻科へ。

「治療法はない」などと言われるだけかも知れませんが……。

*1:具体的な数値はもらえず

*2:耳の問題かな

*3:立食パーティーは試していませんが、おそらく同じ

厚生労働省ブラック企業リスト7月版(2018年)

今月も月末更新。 珍しくファイル名が変更されている。

データの入手元

www.mhlw.go.jp

ファイルは労働基準関係法令違反に係る公表事案というリンクから。

今月からファイル名が変更になっています。

データの更新のない都道府県もあるのは先月までと同様です。

機械可読データ(タブ区切りテキスト形式)

厚生労働省ブラック企業リスト(2018年07月31日版) · GitHub

ブラック企業の一覧をリストアップしています。

PDFからTSVへの変換スクリプト

Convert PDF to TSV ( for Japan's MHLW illegal company list ) rev. 2

先月と同じで変更なし。

前月との比較

先月の440件から416件に減少(差分は24件)。

トータルの掲載件数の増加では長野労働局がトップ(+3)。岐阜、大阪、佐賀、の労働局がそれぞれで+2。掲載件数の最も多かったのは北海道労働局。掲載件数が減少している都道府県が多い、と。

先月と同様、全体的に掲載終了の事業所が多い。特に目立った企業名はなさそう。掲載終了企業としては「(株)エイチ・アイ・エス」、「新日鐵住金(株) 名古屋製鐵所」など。

クレーン関係と給与未払いが多い印象。

労働局名 当月公表件数 前月公表件数 新規掲載 掲載終了 差分
北海道労働局 15 22 1 8 -7
青森労働局 8 8 1 1 +/-0
岩手労働局 8 9 1 2 -1
宮城労働局 4 4 0 0 +/-0
秋田労働局 4 4 0 0 +/-0
山形労働局 3 4 0 1 -1
福島労働局 8 10 0 2 -2
茨城労働局 5 4 1 0 +1
栃木労働局 7 8 0 1 -1
群馬労働局 3 5 3 5 -2
埼玉労働局 9 9 1 1 +/-0
千葉労働局 9 8 1 0 +1
東京労働局 17 19 2 4 -2
神奈川労働局 8 9 2 3 -1
新潟労働局 10 12 2 4 -2
富山労働局 5 4 3 2 +1
石川労働局 6 6 1 1 +/-0
福井労働局 8 8 0 0 +/-0
山梨労働局 9 10 0 1 -1
長野労働局 22 19 3 0 +3
岐阜労働局 13 11 3 1 +2
静岡労働局 8 9 1 2 -1
愛知労働局 29 30 1 2 -1
三重労働局 7 10 1 4 -3
滋賀労働局 8 8 1 1 +/-0
京都労働局 5 7 0 2 -2
大阪労働局 30 28 2 0 +2
兵庫労働局 12 15 0 3 -3
奈良労働局 5 4 1 0 +1
和歌山労働局 10 9 1 0 +1
鳥取労働局 2 2 0 0 +/-0
島根労働局 5 7 0 2 -2
岡山労働局 6 7 0 1 -1
広島労働局 16 17 1 2 -1
山口労働局 4 5 0 1 -1
徳島労働局 5 5 0 0 +/-0
香川労働局 1 0 1 0 +1
愛媛労働局 11 12 2 3 -1
高知労働局 7 7 0 0 +/-0
福岡労働局 16 15 5 4 +1
佐賀労働局 7 5 2 0 +2
長崎労働局 5 4 1 0 +1
熊本労働局 11 11 0 0 +/-0
大分労働局 10 11 0 1 -1
宮崎労働局 1 1 0 0 +/-0
鹿児島労働局 4 7 0 3 -3
沖縄労働局 10 11 0 1 -1

鳥取労働局は1月31日から変化なし。

まとめ

今月は珍しく厚生労働省のWebページにアップロードされるPDFのファイル名が変更されていました。

掲載データに大きな変化はなし。

ちゃんと分析しようといいながら数ヶ月放置で流石にどうにかしようと思ってはいます。

今月も手抜きですがここまで。

エキスパートPythonプログラミング改訂2版

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労基署がやってきた! (宝島社新書)

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書評:『10年戦えるデータ分析入門 』

写経(というかSQL手打ち)は一部のみ。

概要

サポートページ:『10年戦えるデータ分析入門』サポートページ

少し変わったコンセプトの本。

データ分析と入っても機械学習とは違う。定形データ、それもアクセスログを題材に解説している。

建前としてエンジニアとエンジニア以外の人を対象読者にしている。

著者は『ふつうのLinuxプログラミング』『ふつうのHaskellプログラミング』で知られる青木 峰郎氏。個人的にはRubyの人というイメージなのでSQLの本というのは意外な感じ。

対象のデータベースはPostgreSQL。他のRDBだとwindow関数関連の箇所で上手くいかない可能性あり。

内容について

二部構成で第1部(1章から10章)がSQL、第2部(11章から14章)はデータベースを中心に据えたデータ分析基盤と構成要素の解説。
構成としては(著者自身が認めているとおり)中途半端。

発行日が2015年なので一部の記述はやや陳腐化している部分があるかも。

第1部

SQLをデータ分析のためのツールとして解説するというコンセプトは非常にいいと思った。SQLの解説書としては偏った内容。

リファレンスではないので分析関連の機能を網羅していない。

本文にはサンプルデータのロード方法の解説は記載がなく、サポートページの手順を読む必要あり。

なお、分析のためのSQLという観点では他にも書籍がある。

また、Software Designの総集編のバックナンバーにもSQL特集で解説がある。

第2部

データ分析基盤をどう構成すればいい、要件や要素技術の解説。実際にログデータを集めて分析しようとする際には参考になりそう。

SQLバッチ処理するうえでのノウハウなど、あまりWeb上に無い話題が紹介されているので読んで損はない。

感想

基本的にDBをWebサービススマートフォンアプリのデータ保存のためにしか使っていないのでかなり勉強にはなった。

正直に言うとSQLでデータ分析をするという視点がまったくなかったのでそれだけでも読んだ価値があった。

ただ、技術系以外の人間が読む本かというと厳しい。コンセプトはいいと思うが対象読者に関しては無理がある。第2部だけ切り離してマネジメント系の人向けの 記事にしたほうが良かったのでは似かと思う。

ビジネスにデータ分析をどうつなげるかという点だと『仕事で始める機械学習』のほうが参考になるかも知れない。

実際に分析目的でSQLを使いこなすには反復作業で量をこなす必要がある。

まあ直ぐに必要になりそうな感じではないけど、SQLは勉強しておいて損はないはず。

Microsoftの誤訳案件についての感想

悲しいコミュニケーションの問題ですね。

プログラムを書く上での「スタイルガイド」の誤訳(誤記?)の問題を報告したのに、翻訳の際に参照する「スタイルガイド」の話と混同したのではないでしょうか。典型的にあ伝言ゲーム事例。

そこにSNSという発火装置が作動したのかな。

d.hatena.ne.jp

参考:本の虫: しないでマイクロソフトのスタイルガイドライン準拠の翻訳

残念に思った点

こんなところでしょうか。

まず1点目については肩書き(または所属?)で意見が尊重されたりされなかったりするのか?という違和感。 もちろん「誰が言ったか」で物事が動くケースは星の数ほどあるだろうけど、そういう介入を外部からのフィードバックの場でやるのかという話。

三者が報告してもMicrosoft社員を経由しないと改善されないという暗黙のメッセージ*1。これ少し前に問題になった「人脈」云々のプレゼンそのものじゃないの?

他にMicrosoftの日本法人から本社への連絡手段が無いのか?

2点目はMicrosoftのフィードバックUI。GitHubに転記というのはちょっと疑問。

フィードバックを送る際に、どういう種類の問題なのか、(ドキュメントなら誤字とか誤訳とか)選択肢を提示するようにすればいいだけでは。

情報不足では対処したくてもできないので情報の提供を要求するのは仕方ない。 ただ、バグ報告にしろ機能追加にしろ、誤解のないように文章を書くのもスクリーンショットを用意するのも結構手間だということを理解しているのか疑問。

Javascriptスクリーンショットを取得して自動的に送信とか便利ではないでしょうか。

まとめ

フィードバックを送る方法(またはそのリンク)が解りにくいよりは断然良いと思います。

最近、急上昇していたMSの印象がまた暴落中。マシン買い換えるときはWindowsにしようと思っていたけど再検討。

「規約のどの条文が云々だから」という対応はよくあるけど、相手が納得しないまま(つまり不満を抱えたまま)引き下がっているケースが多い気がする。 規約の類を根拠にしつつ、感じの良い対応をするにはどうすればいいのか。

お金と時間があれば裁判所行くんだろうけど。

*1:誰が言ったか重視するコミュニティだということでもある

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