macOS Sierra (開発者プレビュー版)と戯れてみる
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フラッシュストレージを交換した結果、古いほうのフラッシュストレージが余っているので開発者向けのバージョンを外部ディスクにインストールしてみました。
確かにSiriが動作してます。
バージョン表記は10.12 Beta(16A201w)となっていました。
ついでにuname -a
の結果。
$ uname -a Darwin Tester-no-MacBook-Air.local 16.0.0 Darwin Kernel Version 16.0.0: Fri Jun 3 13:56:38 PDT 2016; root:xnu-3705.0.0.1.10~1/RELEASE_X86_64 x86_64
インストールの注意点
当然ながら開発者向け、すなわち人柱用です。自己責任の世界です。転んでも泣かないこと。
インストール
Appleの開発者向けサイトからダウンロードリンクをクリックするとApp Storeアプリ経由でダウンロードされ、勝手にインストーラーが起動します。 基本的にバージョンアップやクリーンインストールと同じ要領でした。
インストール先の選択画面で「すべてのディスク」をクリックすれば外部ドライブにインストールできます。 インストール後は「システム環境設定」から「起動ディスク」という項目で切り替え可能です。
ひっかかったところなど
インストール中の入力について
なぜか日本語キーボードを選択すると以降の画面でキー入力不能になるという現象に遭遇しました。画面右上のプルダウンメニューから英語キーボード(画面上の表示は「ABC」)を選べば解決しました。
インストール後は問題なく日本語入力できます。
「セキュリティとプライバシー」
Hacker News で話題になっていたとおり、インターネットからダウンロードした署名のないアプリは実行できないようです。
Vivaldi、Google Chrome などは問題ないですが、MacVim、KeePassX 等が引っかかりました。
一応、回避方法?。
[2016/09/21 追記]
下記の対処法よりも、spctl
コマンドを使う方が望ましいようです。
sudo spctl --master-disable
参考:macOS Sierraへアップグレードする前の注意点まとめ。 | AAPL Ch.
[追記ここまで]
MacOX(これからはmacOS)のExtended Attributeという拡張属性を外すことで回避できることを確認済み。 あまり好ましいとは言えませんが、ターミナル.appで下記を実行すれば拡張属性を外すことができます。
sudo xattr -c -r /Applications/対象アプリ名.app
-c
はExtended Attributeのクリア、-r
は対象フォルダに対して再帰的に適用するオプションです(.appの実態はフォルダなので)。
もしくは、dmgファイルをダブルクリックする前に、dmgファイルに対してxattr
すれば良いかと思います。
回避できたからいいものの、セキュリティのためとはいえ、信仰心を試す踏み絵か何かでしょうか。
ただし、何でもかんでもインターネットからダウンロードしたファイルに対してxattr
コマンドを実行するのは好ましくないと思います。
Siri について
私の滑舌が悪いのか、最初の単語を認識してくれないケースが多いのと、非標準のアプリを起動するように依頼してもアプリ名を正しく認識してくれないようです。
音声フィードバックで「すみません、よくわかりません」とか言われると非常に切ないものがあります。
なお、デフォルトではオフですが、 「システム環境設定」から「Siri」とたどっていくとSiriを起動するためのキーボードショートカット設定できるようです。
DockのSiriアイコンはちょっと位置が悪いというか、Finderの横にLaunchpadの間という配置は邪魔な気がします。
ruby、python
$ python --version Python 2.7.10 $ ruby -v ruby 2.0.0p648 (2015-12-16 revision 53162) [universal.x86_64-darwin16]
この辺は特に大きな変更はなさそう。bashも3.xのまま。
Homebrew
サポート対象外ですが本体のインストールは成功。
感想
ちょっとどうかと思うのは「セキュリティとプライバシー」の仕様変更でしょうか。どっちかというとiOS、Xcodeのベータ版の方が遊び甲斐がありそうです。
他の新機能を試すにはiOSデバイス側も更新する必要があるのでさすがにそっちは様子見、です。
とりあえずここまでです。ではまた。