「英単語Clip』というアプリをリリースしました
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タイトルのとおり、です。
一言で言うと(英和・英英)辞書を引くのがめんどくさいを解決するアプリ。
当面の間、名称は英単語Clipですが、そのうちしれっと名称変更すると思います。
海外向けの名称がWordPressのテンプレートか何かと被っていて激しく後悔しているところです。
教訓:事前にググってちゃんと調べておきましよう。
どういうアプリか
英単語Clip はカメラから英単語を読み取るツールです。インストール済みの辞書アプリと連携することで「辞書を引く煩わしさ」を軽減します。
クリップボード経由またはApp Extensionに対応した、任意の英和・英英辞書アプリにOCR機能をプラスできます。
対象の単語にカメラをかざしてボタンを押すだけで切り取りマーカー内の英単語を読み取ることができます。
読み取った単語はメモアプリなどのテキスト系のアプリか、英語系の辞書アプリに送信できます。
また、外部のサーバーと通信しないのでオフラインで動作します。このため機密文書が対象であろうと情報漏洩リスクはありません。
辞書アプリとの連携
前述の通り、App Extension またはクリップボードからの検索に対応した辞書アプリと連携します。
矢印のアイコンをクリックするとアクションの一覧が表示されるので使いたい辞書アプリをタップするだけ、です。
インストールされている辞書アプリが表示されていない場合は下段の「その他」から対象アプリを有効にすると表示されるはず。
辞書アプリとしては物書堂さんのアプリがオススメです。
補足
- シェイク操作でテキストボックス内の文字を消去
- カーソル移動はテキストボックスで長押し+ドラッグ
参考:iPhoneのキーボードでカーソルを移動させる3つの方法 | アプリオ
開発関連ネタ
アプリの審査の話
リジェクト一回で通りました。リジェクトの原因はビルド設定の問題でしたが、審査ガイドラインのiPad上で動作しない(起動時に落ちる)、IPv6 Onlyのネットワークに対応させろ、とかそんな感じの。
そもそもユニバーサルアプリでもないうえ、アプリケーション自身はネットワークにアクセスしないんですがっていう……。
ユニバーサルアプリでなくてもiPhoneアプリはiPad上で(iPhone向けの画面サイズで)動かないとダメらしいです。
結局、Tesseract-OCR-iOSというラッパーライブラリを使う関係で、アプリ全体でビルド時にBitcodeを無効にしないとマズかったようです。
IPv6云々については念のためテストはしましたが無関係。
- Valid Architectures をarm64オンリーに
- ENABLE Bitcode : NO(ライプラリのターゲットだけではなくアプリ全体で)
ビルド設定に上記の修正を加えて再提出したらすんなり通りました。
今後の方針
改良案はいくつかあるので来月末までにはバージョン 1.1を出したいと思っています。
あとはほとんど放置状態の他のアプリのテコ入れなど。
それにしても「カメラと文字認識+何か」系は普通に激戦区……。
どこかに青い海はないものですかね。
それではまた。