『100問でわかるPython』の感想
スポンサーリンク

- 作者: 松浦健一郎,司ゆき
- 出版社/メーカー: ソシム
- 発売日: 2017/10/25
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
図書館にあったので借りてみた。プログラミング系の本にしては珍しく赤シートが付属。
右側に問題とヒントが記載されていて、その裏のページに回答+解説。ヒントを赤シートで隠せるというシステム。
コンセプトはいいと思ったが問題が初級向けに偏りすぎな印象。
7割ぐらいは目を通したはず。global
とnonlocal
などちゃんと理解していないところがあったので有益だった。
リストのスライスの説明はいいと思った。要素と要素の間の「仕切りの番号」という説明は面白い*1。
内容はちょっと中途半端でリストや辞書に重点を置いている。それなりに自信のある人は先頭からではなく後ろからやればいいと思う。
ある程度プログラムを書いていてもPythonのfor
とかtry
のelse
節はときどき混乱するので知識のチェックに役立つと思う。
書籍だと不便なのでアプリなりWebサイト化して欲しいと思った。Paizaの反復メソッド*2にも取り入れるといいのではないかと思う。
内容は悪くはない感じだけど、書籍というフォーマットはちょっとどうかと思う。
おそらく2、3回読んで終わりで、コスパはイマイチになってしまう。
英単語と違ってあまり反復しないだろうから赤シートでヒントを隠すというシステムはちょっと無理がある。
プログラムで問題を生成するほうが教育効果は大きいと思う。
四捨五入や変数のスコープが絡むような問題を追加して、そのうえでアプリ化して欲しい。