Ubuntu 15.10 Server 版を 16.04LTSにアップグレード
desktopに引き続き、server環境の方もアップグレード。
ConoHaのVPSで運用中のサーバーを15.10から16.04 LTSへ更新したので作業メモ。
公式のリリースノートは以下を参照。
※ 14.04 LTS の場合はは3ヶ月後にリリースされるという16.04.1を待つ必要があるとのこと。
16.04 LTSにアップグレードする
データと設定ファイルはバックアップ済みという前提。クラウドなりVPSならディスクまるごとバックアップでいいと思う。
環境としてはnginxとRailsアプリ、ブログエンジンのghostが稼働しているだけのシンプルな構成*1。
結論から言うと、公式の手順にあるとおり、do-release-upgrade
を実行するだけでいい*2。
一応、システムを最新の状態に更新してから実行する。
$ sudo apt-get update $ sudo apt-get upgrade $ do-release-upgrade
あとはメッセージの内容に従っていくだけ。最後に再起動を促されるのでリブートする。
ときどき-d
オプションを指定しているケースがあるが、開発版をインストールするためのオプションなのでこれは不要。
そもそも"do-release-upgrade"というコマンドが存在しない場合は、sudo apt install update-manager-core package
を実行して"update-manager-core package"をインストールする。
念のため確認。
$ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor ID: Ubuntu Description: Ubuntu 16.04 LTS Release: 16.04 Codename: xenial
$ uname -a Linux conoha 4.4.0-21-generic #37-Ubuntu SMP Mon Apr 18 18:33:37 UTC 2016 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
Railsの方はrbenvでインストールしたRubyで動作しているので問題なし。
問題はghost(node.js)の方で、こっちはすんなりとはいかなかった。
ghost のトラブルシューティング
※ ghostをインストールしている場合限定です。普通は無関係です。
アップグレードしたらghost が動作しない…。
下記のようにsqlite3のモジュールを見つけられず、起動しなかった。
$ npm start --production Error: Cannot find module '/var/www/en/ghost/node_modules/sqlite3/lib/binding/node-v46-linux-x64/node_sqlite3.node' at Function.Module._resolveFilename (module.js:326:15) at Function.Module._load (module.js:277:25) at Module.require (module.js:354:17) at require (internal/module.js:12:17) at Object.<anonymous> (/var/www/en/ghost/node_modules/sqlite3/lib/sqlite3.js :4:15) <skip>
一度、sqlite3のモジュールを削除して、再度インストールしたところ、無事起動。
$ npm uninstall sqlite3 $ npm install sqlite3
この状態で、一度、npm start
で問題が起きないことを確認。
あとはsystemd経由で起動するようにする。
なお、ghost自体のインストールは、公式ドキュメントか、下記を参考に。
How To Create a Blog with Ghost and Nginx on Ubuntu 14.04 | DigitalOcean
systemdのサービスとしての設定
ニーズがあるとは思えませんが、以下ご参考。Nginxは公式パッケージ付属のものそのままなので省略。
ghost用のsystemdのserviceファイルの例。/var/www/en/ghost
は環境に応じて変更。
[Unit] Description=ghost After=network.target [Service] Type=simple # Edit WorkingDirectory, User and Group as needed WorkingDirectory=/var/www/en/ghost User=ghost Group=ghost ExecStart=/usr/bin/npm start --production ExecStop=/usr/bin/npm stop --production Restart=always SyslogIdentifier=Ghost [Install] WantedBy=multi-user.target
有効にする方法は、例えばこの辺。
以上でおしまい。
耳鳴りとレモン水とストレッチ
レモン水が意外と効く。耳鳴りがマシになる。
胡散臭くてアホかとか言いたくなるけど症状がマシになってる。不思議。
先月から耳鳴りがひどくて、耳鼻科へ行ったら滲出性中耳炎と言われております。
中耳炎そのものは持病のアレルギー性鼻炎から来てるだろうとかいう話。
そもそも病院で処方されてる薬を飲んでから耳鳴りの頻度は減ってはいるものの、うっとおしくて仕方がない。
食事とかそっち方面をを調べていて、レモン水がいいとかいう話を発見。
試しに1日2回レモン水を飲んでみたら耳鳴りは気にならないレベルに。
耳にいいビタミンはビタミンBとかEらしいので、ビタミンCは違うような気もしますが、他のビタミンの再利用を助けるとかなんとか*1。
あとはロイヤルゼリーとか蜂の子とか。
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レモン水の作り方は、コップ一杯のミネラルウォーターに大さじ1.5杯のレモン果汁(Amazonとかで買えるやつ)を入れて飲むだけ。
即効性はなさそうですが、肩のストレッチも効いてるような気がします。少年野球とかでよくやるやつ。
簡単に説明しておくと、
- 片方の腕を上にのばして、肘を曲げる(曲げた腕の手のひらが反対側の肩にふれるように)
- 反対側の手で肘をつかんで肩が伸びるように引っ張る
- 腕を入れ替えて繰り返す
以下のサイトに画像付きの説明があります。
というだけ。もしくは片方の腕を前に伸ばして、逆側の腕の肘関節で挟んで引っ張るやつ。
あとは早く寝る、とか?
若干、聴力が落ちていたり、中耳炎が完治というわけではないですが……。
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まあぼちぼちやってます。
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*1:ビタミンB群のサプリも飲んでみましたが効果は感じられず
Ubuntu 15.10 desktop 版を16.04 LTSにアップグレードする
前回の新規インストールに引き続き、Ubuntuデスクトップ環境のアップグレード。
せっかくなのでGUIでやってみました。
ディスク容量不足で一度中断してやりなおしましたが、特に問題に遭遇しませんでした。
目次
- 目次
- 前提
- 準備
- 古いカーネルを削除(空きディスク容量が足りない場合のみ)
- アップグレード
前提
- Ubuntu 15.10から16.04 LTS へアップグレード
- VirtualBox on OSX
準備
- 作業中のアプリケーションを閉じておく
- データのバックアップ(仮想マシンならスナップショット作成など)
事前にパッケージを最新のものに更新しておく。それと、/boot
の空き容量が足りないと中断されてしまうので、ディスクスペースを確保する。
Ubuntu 16.04 LTS (デスクトップ版)をインストールしてみた
[2016/04/24] 日本語のリリースノートが公開されたのでリンクを追加
予定どおりにUbuntu 16.04 LTSがリリースされたのでひとまずVirtualBox環境にインストール。
日本語Remix はまだリリースされていませんが、どのみち後から追加できるので公式サイトからダウンロード。
変更点そのほかは下記参照。
MD5チェックサムのリストが必要であれば
パッと見た感じ、16.10とあまり変わらない印象。特に大きな不具合はなさそう。
目次は以下の通り。
- 準備
- インストール
- インストール後
- gnome-control-center
- 日本語入力
- Dropbox
- phpとかrubyとか
- 参考リンク
準備
VirtualBoxを最新版にしておく。
- Mac OSX El Capitan (10.11.4)
- VirtualBox 5.0.18 r106667
推奨要件に合うように仮想マシンを作る。
- CPU 2core
- メモリー: 2GB以上
- 空の仮想ディスク:20GB以上(今回は100GB)
山奥の工場の寮について少々
(画像はイメージです。画像はフリー写真素材ぱくたそさんより)
件の退職エントリで話題の某社の工場の、寮の話を少々。
参考:富士通を退職した話
まず話題の山奥の工場というのは、市街地から車で20分ぐらい。路線バスだと35分から40分くらいの位置。
話題の工場との馴れ初めから行きますか。
きっかけは大学院1年目の夏。
手頃なインターンシップを探していて、たまたま某社のノートPCを買ったこともあり、インターンシップのテーマ一覧を見つけたのが発端。
なんかLinux関連のテーマが募集されていて、面白そうだったので参加申し込みをしたらすんなり書類選考と面接をパスして。
なんか面接で「沼津と新横浜どっちがいいか?」みたいなことを聞かれたんですが、沼津がどういう場所か知らずに「沼津」と回答したのが、まあ運の尽きというかなんというか。
まあ大手IT企業の内部実態と、自分がどこまで田舎(失礼)に適応できそうかをテストする、ぐらいのつもりでした。
で、その時人事部様が提示してくださったのが山奥の工場の寮。
実際、件の山奥の工場の寮は山奥と市街地*1の2カ所にあって、ぶちこまれたのが山奥の方。
山奥っても冒頭に書いた通り、ホンモノの山奥ってほどではないです。 だって車で20分ですよ?
自転車で市街地(沼津市)まで往復した先輩がいたとかいないとかってレベル。なので限界集落になるようなところではないです。
車か原付がマストアイテムであるところは否定しませんが。
インターンシップの学生を、山奥の工場から徒歩5分の寮に放り込むあたりがなかなかすごいと思いましたね。 三週間ですからね。
入社後に先輩がその寮について精神と時の部屋とか言ってたのは言い得て妙だと思いましたね*2。マジで時間の経過が緩やかに感じるほど暇でしたから。付近に食事処とか遊ぶところはありませんし。
スマホが普及する前、ガラケーの時代ですらそう思ったんでね。まあ携帯のなかった頃は相当きつい環境だったのでしょう。
某工場で一週間以上の研修受ける羽目にならない限り某社の社員でもまずあの寮は簡単には経験できませんよ。 工場自体は新人研修で日帰り見学ツアーがあったような気がするけど。
高専の寮*3の経験者にしてイーモバイル回線とノートPCを持ち込んだ私はどうってことありませんでしたが。
インターンシップ自体はお客様待遇で、Linuxのカーネルモジュールもどきを作ってプレゼン資料作ったりしておしまい*4。
いろいろ話を聞かせていただいて、IT企業だからと言ってブラックじゃない部署があるということと、沼津市レベルなら十分適応できるという実感を得たのが収穫でした。
この時点では特に就職したいとは思いませんでしたが、リーマンショックで一気に就職事情が厳しくなったので……。
(画像はイメージです。 画像はフリー写真素材ぱくたそさんより)
まあミドルウェア系の部署だけは勘弁という深層意識が悪い方向に作用したのでしょうか。
配属希望は通らず*5、紆余曲折を経て病気で退職。ちなみに配属後の寮は市街地にある方でした。天気がいいと玄関から愛鷹山ごしに富士山の頭の方が見えてなかなか気分が良かったです*6。
まあ生シラスとか桜エビとか魚介類は美味しいやらで悪いとこではないですよ、沼津市。件の企業様はともかくね。
あと干物で有名なだけの事はあって、冬でも洗濯物がよく乾きましたね。
沼津市のスーパーはAOKIがオススメです。なんか不思議な品揃えです。グルメな人には非常にいいと思います。たまに深海魚(?)らしき魚とかね。
田舎にしては珍しく、営業時間が長いんで助かりましたね。結構閉店間際に買い物してました。
週末は自転車で千本浜の防波堤沿いを爆走したり、東京レッツゴーしたりとか。沼津市自体に娯楽はないです。そういえば配属されてすぐ本屋が潰れたりとかしてましたね。
隣の三島の鰻もいいですよ。あとは日本名水百選、柿田川。マイナスイオンで癒されます。いやマジで。
千本浜の海上花火とか、三島のホタルの放流(?)とかね。
難点はゴミの分別が厳しいとか、転職活動しづらいとか、新しいことをやろうとしても選択肢がないとか。あとは東京電力の管内だったりとか。
写真データを吹っ飛ばしたのはまずかったなあ。
まあ二度と寄り付く機会はないでしょう。山奥の工場も、あの寮も、沼津市も。
深海魚水族館、行っとけばよかったかな。
……こんなとこですかね。ではでは。
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