今日も微速転進

ここではないどこかへ

Interface 11月号がなかなかいい

Interface (という雑誌)の2016年11月号を購入。

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お目当はARM社の方が書いた解説記事とARMv8のベンチマークと最新事情。そもそもInterfaceという雑誌自体、学校か会社に置いてあったやつをごく稀に読んでいたぐらいで購入したのは初。

付属の小冊子のCPUアーキテクチャMIPSをメインにいわゆるRISC系CPU)の解説もなかなか充実している。

小冊子の3分の1ぐらいは学生時代に聞いた話の延長で、4分の1ぐらいはよくわからんという感じ。残りは「へえ、そうなんだ」ってところ。

それなりにOSあるいはCPUの仕組みの基礎知識があれば楽しめる内容。

肝心のARMの方ははARMv8の解説と64ビットモードのベンチマークによる検証記事。分岐予測周りなど結構面白い結果に。

結局、記事に当てられてRaspberry Pi 3 発注しちゃいました。 5inch タッチパネル付きのやつ。

いまさらラズパイかよって感じで周回遅れですが、まあ気にしない気にしない。

週末はインストール(セットアップ)祭りで確定です。

それではでは。

DV-2018(Diversity Visa: 移民多様化ビザ)の抽選に申し込んだ話

ちょうど募集開始ということでアメリカのビザの抽選に申し込んでみました。ブログのネタにするほどでも無いような気もしますがせっかくなので。

ざっくりいうと移民の多様性を確保するため、という名目で実施されているもの、だそうです。

永住権の抽選とかいわれているやつ。抽選結果が2017年の5月発表で、もし当選した場合は2018年9月までに手続きする必要あり。

念のために書いておくと、抽選に当選して終わりではなくその時点で申請資格を得るというだけなのでその後の審査で弾かれる可能性もあるようです。

過去5年間にアメリカに5万人以上の移住者を送り出していない国が対象。日本からアメリカへの移住者は少ないので、日本生まれであれば応募可能とのこと。

一応資格は、

  • 本人または配偶者が対象国のリストに記載されている国で生まれた、または両親のいずれかが対象国生まれた
  • 高卒以上の学歴、もしくはアメリカの指定する職業で過去5年以内に3年以上の就業経験がある

詳細は日本語の説明ページ(参考訳のPDF)を参照。

https://travel.state.gov/content/dam/visas/Diversity-Visa/DV-Instructions-Translations/DV-2018-Instructions-Translations/DV-2018-JAPANESE.pdf

用意するものは

ぐらい。応募に必要な費用はゼロ。

参考:移民ビザ | 東京, 日本 - 米国大使館

手順

応募フォーム から必要な項目を海外通販の要領で入力してやればOKなはず。

注意事項はAdblockなどの広告対策の拡張機能をOFFにしておくこと。

画像を用意するという点を除くと、拍子抜けするほど簡単でした。私は独身かつ子供もいないので特に戸惑う箇所はなかったです。

強いていうなら氏名の入力順が「苗字(姓)」が先だったところと"In care of"の項目。"In care of"というのは日本語で言うところの「〜様方」のような、表札と宛名が一致しない時に書くものだそうです*1

  1. まず"Photo Tool"という専用サイトで要件を満たすように画像を加工(普通のソフトでもOK)
  2. もとのページに戻って緑色の"Begin Entry"をクリック
  3. CAPTCHA 画像の文字を読み取って入力。"Submit"をクリック
  4. 入力フォームが表示されるので画面の指示をよく読んで入力(各入力項目の詳細は上記PDF参照)

入力しきったら"Continue”を押して確認画面に進み、内容に問題がなければ"Submit"を押す。すんなり行けば"Success!"と表示されて受付番号が表示されるのでこのページを印刷。

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セッション・タイムアウトなど仮に失敗したとしても受付番号が表示されなければ多重応募にはならないようです。
一度、Adblockのせいか、"Submission In Progress" 云々という表示が出た後セッション・タイムアウトでやり直しました。*2

そもそもアメリカに行ったことすらない人間が応募してどうするんだって話ですが、別に国籍放棄って訳でもないですし。というかOKかNGは向こうが決める話なので。

IT系の人間の端くれとはいえ、やはり心のどこかで本場アメリカを目指したい…。もっというと技術者の給与水準の高さは魅力。

あんまりクジ運は自信ないですが、選択肢が増えるならそれに越したことはないですよねってコトで。

それではでは。

*1:居候とか二世帯とか夫婦別姓とか?

*2:ダメだったとしてもトランプ大統領でなければ来年があるはず

new balance の靴を買った

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廉価版らしいですが、私としては初のnew balance製品です。

ML574のグレーです。サイズは27.0。

Amazonのレビューを見ると、+0.5cm大きいサイズを買ったというレビューと+1.0cm大きいサイズにしたというレビューの両方あったので普段履きのスニーカー(NIKE)より +0.5と+1.0の両方(27.0と27.5)を購入して片方を返品しました。

若干良心の呵責にかられますが、Amazon.co.jpが販売・発送している商品であれば問題ないですし、ちゃんと返金されています。

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随分靴紐が長めだと思ったら、紐の結び方でフィット感を調整できるとのこと。

leaddy.com

monomax.jp

いい感じにフィットしていて歩きやすいです。なんとなくですが疲れにくい感じです。

通販で靴を買ったのは2度目ぐらいですが、良い買い物ができたと思います。

Kindle Unlimitedで読んだ本と簡単な書評(2016年9月後半)

今月の後半分。アメリカへのリスペクト感が高まっております。

前半の分は以下より。

a244.hateblo.jp



ビジネス・教養

『アメリカ人の物語』

[2017/01/19 追記及びリライト]

1月20日付で紙媒体版がAmazonから購入できるようです。いわゆるオンデマンド印刷ではなく、出版社によるハードカバー版。

アメリカ人の物語 第1巻 青年将校ジョージ・ワシントン (アメリカ人の物語 1)

アメリカ人の物語 第1巻 青年将校ジョージ・ワシントン (アメリカ人の物語 1)

表紙が洗練された感じに仕上がっています。表紙の天使はアメリカの画家によるもの*1

File:Abbott Handerson Thayer - Angel - Smithsonian.jpg - Wikipedia

パッと見た感じでは全体的に文章が読みやすくなったほか、地図が見やすくなっています。その代わり挿絵がモノクロ、ページ数の関係上、注釈はなし、です。

電子書籍版の方に収録されていたジェームズタウンの初期入植者のエピソードはカットされ、(初代大統領となる)ジョージ・ワシントンにフォーカスした構成になっているようです。

出版社ページ:「アメリカ人の物語」シリーズ 

参考:ほぼ日刊『アメリカ人の物語』: Webチラシ

[補足情報ここまで]

タイトルはローマ人の物語のもじりでしょうか。 合本版通常版があります。まるで『ローマ人の物語』のハードカバー版と文庫版みたいですが。

冊数が多いと不便なので合本版にしています。一冊あたりが短い方が読む分にはラクですが管理がツライので。
どうやら合本版は通常版の8冊分相当のようで、Kindle Unlimited 非加入の場合は合本版の方が安いです*2

書籍の問題ではなく閲覧ソフトウェアの問題ですが、同じシリーズの本はまとめてグループ化する機能が欲しいところです。


アメリカの歴史に関しては漠然としか知らなかったので、大変感銘を受けました。日本の建国史から近代史に比べれば、アメリカ建国史のドラマは輝いて見えます。その一方で、今の大統領選挙を見ると複雑な気分です。特に独立戦争終了後のワシントン、ジェファソン、ハミルトンらの活躍ぶりを見ると、ウォール街の資金援助を隠そうともしないヒラリーや露骨なロビー活動の噂には失望します。

他にもスノーデン氏のリークした個人に対する監視とか、アメリカの諜報機関の暗躍の話とか、もし(初代大統領の)ワシントンが生きていたらどんな反応をするのでしょうか。社会全体、あるいは公共の利益のためなら容認するのでしょうか。

他国への干渉は認めないと思うのですけどね。

ローマ人の物語を読んだうえで共和制から帝政への変遷などを知っているとより楽しめる本だと思います。

気になった点としては小難しい漢語表現、文語表現が多いのが難点。読めない、あるいは読みに自信が持てない箇所に遭遇するとスムーズに読めないので辛いものがあります。何度もKindleの辞書機能のお世話になりながら読みました。たまに内蔵の辞書にない表現があったりしてアメリカと無関係に勉強になりますが、(いつものペースで読めないので) 技術書ばかり読んでいる人間にはツライです。


シリーズ一覧:アメリカ人の歴史 合本版

『アメリカを作ったもの』

アメリカ建国史のダイジェストというか、背景知識の簡略版。

率直に申し上げて尻切れトンボ。

内容が途中で途切れているように思える。分量は少なめで読みやすい。時間があるなら上記のアメリカ人の物語の方をお勧めする。

『日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。』

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

日本がヤバイではなく、世界がオモシロイから僕らは動く。

前から気にっていたので読んでみました。定価で買わなくて良かった、というのが率直な感想です。

疑問に思ったところ。

  • 「僕らは動く」という日本語への違和感*3
  • なぜそんなに働きたがるのか? 遊んで暮らそうとか思わないの?
  • (著者自身の)渡航費用・留学費用はどうやって確保したのか?
  • 場所にこだわらないのは評価するが、なぜ「日本人」にこだわる?
  • 電子書籍版の『出逢う』の「逢」の字が画像ですが…。素直に「出会う」にしておけばいいのに。
  • 「日本社会の恩返し」ではなくて現地に還元すべきでは?

グローバル、グローバル言いつつ、結局日本人にこだわるのか?

起業経験+海外滞在経験があっても日本人にこだわるのは理解できない。やたら働きたがるのも理解できない。本人の自由だけどさ。

先立つものは金ですね。

比較的恵まれた家庭の出身なのかな。まあ頑張ってください。

技術系

『コンピュータープログラミング入門以前』

コンピュータープログラミング入門以前

コンピュータープログラミング入門以前

正誤訂正:コンピュータープログラミング入門以前

間違いなく自分が対象読者ではないことは明らかでしたが、まあ復習がてら読んでみました。

コンセプトは理解できるんだけど対象読者のレベルをどのあたりに設定しているのか良くわからん。

プログラムを書くうえでハードウェアやオペレーティングシステム(OS)の知識があった方が良いという点は同意する。

文系からプログラマになった方にざっくりでいいから読んで欲しいと思う類の本。ただし、電気系でも情報系でもない人間が読んでわかるレベルまで丁寧に説明はされてない。

前半は高専の電気工学かを卒業して電子情報工学科に編入学した人間からすると全体的に「懐かしい」*4なトピックがほとんどだった。

図が多い点とコンセプトは評価するけど説明が雑な箇所がある。そこそこ網羅的なので研修のテキストとして使うにはいいと思う。また、専門用語の英語表記と元になった英単語の意味がカッコ書きで記載されている点は評価したい。

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画像はp.105より。

そのほか気づいた点としては、

  • p.131:8バイト整数(64ビット符号付き整数)の最大値は約9千京ではなく約9百京
  • p.146:C#のサンプルのコメントで、論理積と論理和のコメントが逆では?(ショート・サーキット演算の解説)

以上、まあご愛嬌。

最大の難点は固定レイアウトであるところ。

『Cプログラミング入門以前』

一つ上のでセクションで説明している本とタイトルが似ているが別の著者の別コンセプトの本。

Cプログラミング入門以前

Cプログラミング入門以前

固定レイアウト。

まず「はじめに」で『地面を耕さずに植物を植えると〜』というたとえ話が出てくるが、不耕起農法(不耕起栽培)*5というのもあるんでこれはどうかと思う。

説教くさい。入門以前と言いつつ、Cのコードを例示している箇所があるので微妙な感じ。

各章ごとの演習問題で、カタカナの専門用語の英語表記について、読みと意味を確認させるというのは面白い試み。

重箱の隅をつつくと、オペランドは「非演算数」ではなくて「被演算数」…(p.194)。

語学

『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』

その英語、ネイティブにはこう聞こえます

その英語、ネイティブにはこう聞こえます

ものすごく勉強になりました。特にPART2の『微妙なニュアンスがよくわかる。』がなかなかいい。学校英語ではほとんどニュアンスの違いが説明されないので。

要望を一点だけ。

正しい方の英文の文字サイズをより大きくして欲しい。

間違った方の英文の方が文字サイズが大きいのでそっちが印象に残ってしまいかねない……。

著者のWebページで関連書籍が無料ダウンロードできる模様。

www.english-live.com

『マンガで覚える英単語』

[asin:B00L0WYS1Y:detail]

センター試験によく出る表現を云々とある通り、受験英語くさい。別にフルカラーである必要なかったのではなかろうか。

マンガ形式にするなら日常生活をネタにして、一般的な会話表現を中心にした方がよかったのではないか。

宗教

『英和対訳 旧約聖書』

英語とキリスト教文化の両方を勉強できるかと期待したのだけども……。

段落単位で対訳になっているかと思ったら章単位……。英文に番号がふってあって、英文がまる一章分続いて、そのあとに対応する文頭に番号のついた和文が一章分続く形式。

リフロー形式は評価するけど、どうも読みにくい。

全部ではないけど同じ団体から他にもKindle Unlimited の対象になっているものがある。

Amazon CAPTCHA

タイ関連

『タイ移住マニュアル』

タイ移住マニュアル

タイ移住マニュアル

2012年頃の情報がベースだが内容は面白い。雑誌連載の名残なのか、各章で冒頭の文章が重複している箇所がある。

移住とまではいかなくても、タイの文化に興味があるなら読んでみて損はない。この本を読むまでは仏教国だの親日だのといった漠然としたイメージしかなかったが、移住者の目線からの見解を読むとまた 違ったイメージで(フィリピンよりは)好感が持てる。

一番意外だったのはタイでは銃が購入できるという点(形態するには許可が必要。基本的に特定の職業のみ)。もっと安全なイメージだったのに。

『格安! 安全! 月5万円からのチェンマイ英語留学』

格安! 安全! 月5万円からのチェンマイ英語留学! 1

格安! 安全! 月5万円からのチェンマイ英語留学! 1

女性の留学体験談がベース。1から3までKindle Unlimitedの対象。まだ2巻の途中までしか読めていませんが、まとめて紹介しておきます。こちらも2012年頃の情報によるもの。

読みやすいが情報量が少ない印象。特に1巻はいかにも導入編という感じで内容に乏しいです。2巻はそこそこの情報量。

3巻の末尾に4巻の予告が記載されていますが、現時点では発行されていない模様です。

参考(著者のブログ):格安!安全!月5万円からのチェンマイ英語留学!

その他

『アメリカで働く為の基礎知識』

アメリカで働く為の基礎知識

アメリカで働く為の基礎知識

学者系の方なのか一文が長い。内容はお堅い職業の方が書いた文、常識に関するものが多く参考になる。どこまで役立つかは実際にいかないとわからないが。

ちょっと誤変換が目につく。非常にもったいない。

  • s/言い習慣/良い習慣/
  • s/依然と比べると/以前と比べると/
  • s/会社での豊富/会社での抱負/

移民ではなく「遺民」という表現が出てくるのだがこれは誤変換なのか意図的なのか判断できない。国が滅びたにもかかわらず、かつての文化や伝統を守っている人々に対して「遺民」ならわかるがまとめて「遺民」になっている。遺民が13件で、「移民」は3件。

『日本人には塩が足りない!』

日本人には塩が足りない!―ミネラルバランスと心身の健康

日本人には塩が足りない!―ミネラルバランスと心身の健康

マクロビ系御用達の、 海の精 赤ラベル 240gの会社の方が書いている本のようです。

あまり科学的ではないという印象。高血圧塩分原因説を否定するところまではいいのだけれど、その先が著者の推測になっている。「何処の誰それがこういう実験をして…」という場合はどの論文なのか明記して欲しい。参考文献書かないと。

『塩不足』という表現を使っているけど、文脈によってはカリウム過剰の結果を指している箇所もある。一つの単語を多義的に使うのはやめて欲しい。「血液の汚れ」も同じ。この場合は血液の成分異常の方がいいと思う*6

過ぎたるは及ばざるが如し、かな。何事もほどほどに。

うちの母親はいつも薄味で中途にマクロビをやって肺ガンになっているので、塩分がキーであるという点は同意します。しかしながら、塩を作っている会社の本なので、塩の消費量を増やす主張になるという点は考慮して読む必要があると思います。

フィリピン生活関連

ちょっとフィリピンの常識はついていけない。あと日本人が海外でなめられているのを聞くのは悲しい……。

運転手メイド付きの生活は憧れるけどこの本読むとフィリピンはナシかなと思う。低所得層の話が中心とはいえ、さすがにげんなりする。

閉鎖的で相互監視の日本社会よりはいいのかもしれないが。

イマイチ経済発展できない国の特色として「賄賂」と「自分の非を認めない」は重要なポイントみたいです。

ただ、移住してから慢性鼻炎が治ったらしい*7ので、その点は心惹かれる。

昔読んだやつ

『日本「半導体」敗戦』

日本「半導体」敗戦

日本「半導体」敗戦

学生時代にペーパーバック版を読んだ。まあなんというか日本勢ダメじゃんと思った。

製造機器を毎回フルモデルチェンジしてたらそりゃ効率悪いよねって話とか参考になった記憶がある。

電気・電子系に見切りをつけた遠因になった本だけど、半導体業界に限った話ではないと思う。

振り返り

独立初期のアメリカに対するリスペクトが激しく上昇している今日この頃です。それとチェンマイで語学留学してみたいです。


それではまた。

*1:間違ってたら失礼

*2:3巻以降、価格が上がってるので

*3:もちろんタイトルは著者の勝手です

*4:ただし忘却の彼方

*5:耕すと雨で肥料が流れてしまうとか

*6:本来あるべき成分がない、または、血液中にあるはずのない成分が存在している、と言いたいのならね

*7:転地療養か

Google Cloud Vision API についての補足

[2018/08/14 追記]

このページは古いです。公式ドキュメントの英語ページを参照して下さい。

公式ドキュメントについても日本語のページと英語のページで数値が違っており、日本語ページの更新が間に合っていないようです。

[追記ここまで]

制限事項などの個人的2016年9月時点まとめ。参照した公式資料は2016年8月18日付け。ほとんどメモです。

下記のURLでベストプラクティスが公開されている。

Best Practices  |  Google Cloud Vision API  |  Google Cloud Platform

対応画像フォーマット

  • JPEG
  • PNG8
  • PNG24
  • GIF
  • Animated GIF (最初のフレームのみ)
  • BMP
  • WEBP
  • RAW
  • ICO

画像の送信方法

画像をBASE64形式でエンコードするには

# Linux
$ base64 input.jpg > output.jpg

# MacOSX
$ base64 -i input.jpg -o output.jpg

画像のサイズなど

ファイルサイズは1ファイルあたり4MB。一度のリクエストで送信できる合計サイズは8MBまで。

解像度

FEATURE 説明 推奨解像度
LABEL_DETECTION 画像に含まれる物体を検出 640x 480
TEXT_DETECTION 光学文字認識OCR)機能 1024x768
FACE_DETECTION 顔認識 1600x1200
LANDMARK_DETECTION ランドマーク(目印となる建造物)を検出 640x480
LOGO_DETECTION 会社のロゴを認識 640x 480
SAFE_SEARCH_DETECTION 不適切なコンテンツ(暴力表現やわいせつ画像など)の検出 640x 480
IMAGE_PROPERTIES 画像の特徴(ドミナントカラーなど) N/A

FACE_DETECTIONについては目と目の距離が重要らしい。FACE_DETECTIONとTEXT_DETECTION以外の機能は 640x480 が推奨サイズ(Recommend)。これ以外のサイズでも動作する。しかし画像サイズが大きすぎても小さすぎても精度が低下すると書いてある。

詳細:Best Practices  |  Google Cloud Vision API  |  Google Cloud Platform

リクエスト回数などの制限

  • 1秒あたり10リクエス
  • それぞれの機能(feature)について1日あたり700,000リクエスト(70万リクエスト/日)
  • それぞれの機能(feature)について1ヶ月あたり20,000,000リクエス
  • 1秒あたり8画像*1
  • 1リクエストあたり16画像まで
  • 各機能の合計で 20 million Unit ( 各機能の呼び出しを1 Unit) /月

制限はプロジェクト単位で、そのプロジェクトに含まれるすべてのアプリケーション、IPアドレスに適用される、とのこと。また、一度のリクエストで例えば1つの画像に顔認識と文字認識の2つの機能を同時に指定すると料金としては合計2ユニット(単位)とカウントされ、両方の利用料が発生する。

申請すればリミット(Quota)の引き上げは可能。

そのほか

料金表はリンク先の末尾にあります。「料金ガイド」というリンクはアクセスできない*2ので下記を参照。

過去記事など

a244.hateblo.jp

a244.hateblo.jp

*1:1秒あたりのリクエスト数と矛盾しているのでスループットのことか?

*2:URLが間違っているのでしょう

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