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ここではないどこかへ

音に関する信号処理についてのプログラミングの本いろいろ(たぶん随時更新)


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音声かそれ以外かは問わない。

信号処理の本を買えばいいはずなんだけど、理論の本だとプログラム化するノウハウが載ってなさそうだし、ハードウェアの話をされても困る。

ハッキリとプログラミングについて説明しているであろう書籍だけピックアップ。

サウンドプログラミングとかオーディオプログラミングとか、信号処理とか。

MATLABとか商用ソフトなり特定のハードウェアを要求するものは除く。順不同。

絶版になっている本は中古価格が高め。スマートスピーカーなどの音声関連に注目が集まっているからか。

技術評論社から出版されているものが一番入手難易度が低い。

著者別その1

三上 直樹という方はInterfaceにオーディオ関係で記事を書いている人なので内容の信頼性については問題はないと思う。

はじめて学ぶディジタル・フィルタと高速フーリエ変換

実物を見ていないのでなんとも言えず。

『C#によるデジタル信号処理プログラミング』

絶版なのか中古価格高め。京都市の図書館にはある。

この本は著者の作成したライブラリを使うことが前提。手を動かして理論の理解を助けるのが目的っぽい。ただ、理論の解説は中途半端な印象。

そもそもWaveファイルのフォーマットの解説がない。標本化定理などデジタル信号処理の基本的な理論は理解している前提で、実際にコードに落とし込めるようになりたいという人向けだと思う。

プログラム自体の解説はわかりやすい。読者にどの程度のプログラミングの経験を想定しているのか、中途半端。C#ならではの解説というよりは、WindowsのGUI環境だからこそという感じがする。想定読者がちょっとぶれている感じが否めない。

最後の方にFFTの実装が載っている。C#のライブラリにFFTが無いとは思えないが、要件によっては参考になるはず。

ただ、付録CDのソースコードの商用利用の可否については明記されていない。
出所を明示すれば改変版の再配布は問題ないと書いてある。

著者別その2

サウンドエフェクトのプログラミング―Cによる音の加工と音源合成

サウンドエフェクトのプログラミング―Cによる音の加工と音源合成

実物を見ていないのでなんとも言えず。

著者別その3

『C言語ではじめる音のプログラミング―サウンドエフェクトの信号処理』

C言語ではじめる音のプログラミング―サウンドエフェクトの信号処理

C言語ではじめる音のプログラミング―サウンドエフェクトの信号処理

アマゾンのレビューはまあまあ良さげ。実物を見ていない。

サウンドプログラミング入門

サウンドプログラミング入門――音響合成の基本とC言語による実装 (Software Design plus)

サウンドプログラミング入門――音響合成の基本とC言語による実装 (Software Design plus)

サポートページ:サウンドプログラミング入門

新しい方は技術評論社の書籍だけど電子書籍版がない。

Windows環境でborland c++ compilerを使うことを前提にしている。

標本化定理の説明から入っている。電子音・電子楽器向けという印象。個人的には最後の章が一番参考になった。

正直に言うと、途中の章は興味がなかったので流し読みしかしていない。

コンパイラの提供元が消滅しているのでダウンロードはちょっと面倒。写経とかはしていない。

Borland C++ Compilerのダウンロード及びインストール | Borland C++ Compiler 5.5のインストール

雑誌のバックナンバー

Interface (インターフェース) 2016年 6月号

Interface (インターフェース) 2016年 6月号

中古の場合は付録のCDの有無に注意。未入手。

CD-ROM版 Interface 2016(音声信号処理プログラム全集付属)

CD-ROM版 Interface 2016(音声信号処理プログラム全集付属)

総集編の方はCDが付属するのは初回限定と書かれている。

その他

あと内容は薄そうだけど以下も(Pythonの本だけど内容が偏っているみたいに見える)。

Pythonで学ぶ実践画像・音声処理入門

Pythonで学ぶ実践画像・音声処理入門

まとめ

実物を確認した範囲では、おすすめは「サウンドプログラミング入門」かな。何がしたいか、使うツールは何かによるとしかいえませんが。

これ一冊で全部OKという本はないみたいです。とにかく動くものが作りたいのか、詳しく勉強したいとか、方向性とどの程度の専門知識(バックグラウンド)があるかで いいと思う本は全然違ってくるのでは。

Qiitaの記事でも何でもいいのでまずは手を動かして、その上でよくわからないキーワードなりトピックについて専門書で勉強するのがいいかな、と。

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