GIMP 2.10のmacOS版バイナリ(ただしbeta版)と日本語入力、縦書き
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GIMP 2.10のmacOS版で日本語入力の、変換中の文字列が表示されるようになっている。
2.10.6の新機能である日本語の縦書き表示を試したのでその結果も。
さすがにGIF動画を作る気力はないです。
ダウンロード
バイナリパッケージのダウンロードはGitHubのダウンロードページから。まだベータ版です。自己責任で。
2.8のバイナリでは日本語入力はできたけど、変換中の文字列(未確定の文字列)は表示されなかった。 2.10のmacOS向けバイナリは冒頭に書いたとおり、日本語が入力できるだけでなく、入力時の変換中の文字列が表示されるようになりました。
他のOSでの動作に追いついた、ということになります。経緯は不明ですが関係者の努力に感謝です。
なお、(過去記事でネタにした)別のmacOSバイナリは日本語に問題あったりするので使い物になりません。
表示
手元のマシンでは勝手に日本語になりました。古い設定ファイルを見に行っているかも知れないです。
英語表示の場合は設定画面から「User Interface」とたどって「Language」を変更するだけのはずです。
縦書きについて
2.10.6で縦書き表示に対応しています。ただ、若干問題があるようです。
使用方法は文字入力ツールで入力ボックスを右クリックして表示されるメニューの「Vertical, 」で始まる項目をクリック。
フォントが縦書き用のグリフのデータを持っているか、文字自体のユニコードプロパティに依存する点に注意。
- 長音記号:フォントに依存(標準のsan serifではダメ)
- 括弧類:問題なさそう
- 句読点:フォントに依存(標準のsan serifではダメ)
縦書きモードにした状態でカーソルを(カーソルキーで)動かそうとするとカーソルが表示されない。
英数字は直立と横倒しの切り替えができる(テキストボックス単位、混在不可?)。
縦書き対応の別のソフトで入力したテキストを貼り付けるとどうなるのかは試していません。
ヒラギノなどの商用フォントは縦書きに対応しています。
何故か一部のフォントだけフォント名が日本語表示でほかはローマ字でフォントを探すのが面倒です。
縦書きについては他のOSでも対応しているはずなので他のOSで試してもらればと思います(Linuxでもフォントさえあればいけるはず)。
まとめ
変換中の文字列が表示されるのはものすごくありがたい。
それにしてもGIMP、他のグラフィック編集ソフトに慣れてしまうと使いにくい。