Kindle Unlimited 振り返り(2017年2月)

今月はカナダの外交についての本が一番。

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ビジネス系

『カナダの教訓 超大国に屈しない外交』

1992年に書かれた本。文庫版が2012年。

なかなかの良書。今まで存在の知らなかった。

率直に感想を一言で言うと、アメリカ議会……、になる。アメリカ人の物語を読んだことによるリスペクトが3割減ぐらい。

それに引き換えカナダの外交官すごいな。反対派議員の地元の経済に揺さぶりをかけるなんて。

他方、アメリカ大統領のガキっぽさとか、失望を通り越して泣けてくるよ、ケネディ。建国の父の偉大さが霞んでしまうよ。

一部データを最新のものにして欲しかったかな。カナダの貿易における対米比率とか。

カタカナ表記で人物名をググっても出てこないケースがある。なので最初に人物名を出すときにラテン文字表記をカッコ書きで記載して欲しい。
巻末の参考文献リストを見れば著作のある関係者のラテン文字表記は確認できる。

Wikipedia 英語版の関連ページ

間違ってたらごめんなさい。

『メイカーズのエコシステム』

  • URLはリンクとして埋め込んで欲しかった
  • 深圳もすごいが、シンガポールの教育もすごい
  • 5章に「プロダクト・マネージャー」という単語が出てくる
  • 意外にリコーって柔軟な発想ができるのね

“Play"という単語が印象的。あくまでも「遊び」の延長なんだ、向こうは。

これを知るものはこれを好むものに如かず
これを好むものはこれを楽しむものに如かず

と同じことを言っている。

なんかこう、日本の教育はもうダメなのでは? 教員の育成から行かないと。

手遅れ感がハンパ無いです。

もしくは頭の固い中高年を何とかして除去しないと。ゴチャゴチャうるさいのが邪魔できないようにしないと日本ではできないと思う。

「つくるーむ新横」というリコーの事例もなかなか興味深い。部署を問わず利用できる工作機械設備と作業スペース、休憩スペースがワンセットになったもの。

紹介記事(fabcross):深センで見たものづくりの原点——リコーにファブスペースができた理由 | fabcross

社内に賛成派がいる一方で、やはり一定数の中高年が反対派に回ってるの話がものすごく印象的。

こういう新しい取り組みに一番に反対するというか、「人が人を管理することを疑問に思わない」っていう人間は嫌いですね。「部下がサボらないように見張るの」が仕事になっているんでしょうか。「部下をやる気にさせるにはどうするか」という発想を持って欲しいですね。

著作権法ソーシャルメディアを殺す』

著作権法がソーシャルメディアを殺す (PHP新書)

著作権法がソーシャルメディアを殺す (PHP新書)

同じ著者の昨年11月発売の本を読んだ関係でこっちも読みました。

概ね新しい方の著作と基本的な主張は同じで、2012年当時の状況を掴みたい場合でなければ新しい方(Kindle Unlimited 非対象)を読めばいいかな。

キーワードとしては「公共の利益」だろうと思います。

結局、日本の著作権法が旧態然とした既得権益を守ることしか考えていない。誰でもコンテンツを作って公開できる(要するに著作権者になれる)時代にそぐわない。
出版社や音楽レーベルの著作権は保護するくせに、個人(あるいは市民)による著作権はおざなり。

市民を受益者とみなす海外と違って、著作権で金儲けしている出版社や音楽レーベル、放送局」のみが受益者になっている。

結局、組織・団体のための法体系で、市民の利益はないがしろ。これに尽きる。

著作権法が日本をオワコン化させる、ぐらいのタイトルでも良かったのでは無いでしょうか。

語学

『英語じょうずになる事典』

英語じょうずになる事典

英語じょうずになる事典

結局全部は読めなかった。よくある英語についての誤解・間違いに対する解説本としては非常にいい。

技術

『コンピュータグラフィックス [改訂新版]』

コンピュータグラフィックス [改訂新版]

コンピュータグラフィックス [改訂新版]

ざっくり眺めただけ。またいずれじっくり読む必要あり。

マンガ系

『まんがで納得 ナポレオン・ヒル 思考は現実化する』

典型的な漫画プラス解説文形式。トントン拍子過ぎて微妙。

この手の自己啓発本はセミナーに誘導しようという露骨な感じがするが、この本はさほどでもない。

漠然とした目標しかないので活用できるかというと全く自信なし。

『お気の毒ですが、冒険の書は魔王のモノになりました。』

性格の悪い、というか魔王らしい主人公が世界征服を目指して云々というマンガ。軽いエログロ系。退屈しのぎにはなるけど特に奇をてらった設定とかはナシ。

最新の5巻以外が Kindle Unlimited で読める状態。定価で買わなくてよかった系。

シリーズ一覧

雑誌

『月刊MdN 2015年 7月号(特集:絶対フォント感を身につける』

付録の小冊子が本文の後にがっつり収録されている。絶対フォント感そのものはともかく代表的なフォントの概要の解説など一読の価値はある。

手元にキープしておきたいレベル。

日本語用のフォントのみが対象になっているので、代表的な英数字専用のフォントも解説してほしいと思っと。

まとめ

他にも先月から引き続いて英語の本を読んでいる。3月はとりあえず解約。理由は手元にある他の本が全然読めていないから。


それではまた。